昨年伊藤英明主演で映画化され、17億円の興行収入を記録した映画「海猿」。佐藤秀峰の人気同名マンガが原作、「躍る大捜査線THE MOVIE」のスタッフが結集したという時点である程度のヒットが見込まれた作品だったなりよね。製作に参加したフジテレビがプロモーションに熱を入れていたし、もう少し興行収入が伸びるとの予想もあったので17億円という数字は若干寂しいものがあるなりが、それでも興行的には成功の範囲内に入る結果となったなりよ。ちなみに同じく昨夏公開された「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」の興行収入が19億円。それだけに興行的な面から見ると「海猿」の評価が難しいところではあるなりね(笑)。
作品の内容に関しては、残念ながらコ○助は未見なので何とも言えないなりが、
Yahoo! ムービーのユーザーレビューの評価では5点満点中3.4点と、「中の上」くらいの評価で落ち着いているなりよ。原作があまりにもよく出来た作品なので、映画に不満を持つファンが評価を下げてしまっている側面もあるので、純粋に作品として見たらもっと高得点を獲得しても良い内容なのかもしれないなり。
ちなみに超辛口で知られる「
超映画批評」でも100点満点中75点と高評価。「脚本の練りこみ不足からくる興ざめ感や安っぽさはあまり感じない。ストーリーは比較的綺麗にまとまっている」と評価した上で、「私が『下妻物語』と共に自信を持ってオススメする作品」と太鼓判も押しているなりね。コ○助はタイミングが合わずになかなか観ることができずにいたなりが、なぜ今まで観ていなかったのかと、少々悔やまれるところなり。加藤あい好きなのに(笑)。
さて、そんな「海猿」が今年7月からフジテレビ系の火曜21時枠で連続ドラマ化されることになったなりよ。映画からドラマへ。映画とドラマが両方作られる作品はいくつもあるなりが、ドラマ版「海猿」はキャスト、スタッフともに映画版と同じメンバーが集うのが特徴。つまり、2時間の映画の世界観がそのまま10時間超の連続ドラマで展開されるわけなりね。これはテレビ局が製作に参加しているからこそできるワザ。面白い試みなり。
なので、ドラマ版「海猿」の主演はもちろん伊藤英明。ヒロインには加藤あい。演出は映画版と同じ羽住英一郎監督。脚本も映画版と同じ福田靖。ほかの出演者として夏八木勲、時任三郎、仲村トオルらがすでに決定しているようなり。なかなか男臭いドラマになりそうなりね(笑)。
マンガから映画になった「海猿」は、今年7月にドラマ、さらに来年春には再び映画になることが決定しているなりよ。コ○助は原作しか読んでいないものの、「海猿」は本当に素晴らしい作品。まだ「海猿」の世界に足を踏み入れたことがない人は、ぜひのぞいて見てくださいなり。コ○助もドラマ版が始まる前に、映画版をちゃんと観ておかなければ。