「サツキとメイの家」の予約方法を変更、転売阻止へ。

2005/04/11 04:26 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


3月28日に書いた「愛知万博の『サツキとメイの家』、予約者300人が訪れず」の中でも触れたなりが、スタジオジブリの名作「となりのトトロ」の主人公たちが暮らす草壁家を再現したパビリオン「サツキとメイの家」を巡って混乱が起きているなりよね。ほかのパビリオンとは異なり、ローソンを窓口にした入館引換券の事前予約制を採用しているがゆえに起きているいくつかの混乱に、不満の声が漏れているなりよ。

ローソンでは翌月分の入館引換券の予約を毎月頭に受け付けているなりが、1日あたりの入場引換券枚数が800枚と少ないため、予約開始日には申し込みが殺到。かなり厳しい争奪戦が繰り広げられているなりね。そこまでは良いとしても、問題なのはすぐにYahoo! オークションをはじめとする複数のネットオークションに入館引換券が出品され、本来無料の入館引換券が1万円前後で取引されるケースが目立つこと。高いお金を払ってでも行きたい! と思う人がいるのは事実にしても、最初から転売目的で予約申込みをする輩がたくさんいるために競争率が上がっているということに対しては、何らかの対策を講じる必要があったなりね。

この事態を憂慮した協会は予約方法を変更することを決め、6月分(5月2日予約受付開始)からははがきによる抽選方式を採用することにしたようなりよ。抽選となると本当に運次第になってしまうため、さらに行きたい人が行けるような状況ではなくなってしまうなりが、最初から転売目的で予約申込みをする人への対策としては効果は有りそうなりか。ただ、ローソンでの予約受付にしても、抽選にしても、いずれにしても1日800人(6月からは880人に増員予定)の上限を設定している以上、そうそう簡単に見ることができるパビリオンではないという点は変わらないなりね。

ちなみに。愛知万博のパビリオンは開催期間が終われば撤去されることになるなりが、「サツキとメイの家」に関してはすでにあちこちから「我が街に」と、誘致合戦が起こっているなりよ。候補地として名乗りを上げているのは宮崎駿監督が住む埼玉県所沢市や、「となりのトトロ」のモデルとなった東京都東村山市、「三鷹の森ジブリ美術館」がある東京都三鷹市、森や里山が残る岐阜県上石津町などなど。すでに市民を巻き込んで署名活動を実施しているところも見られるようで、水面下での誘致合戦が熱を帯びてきているなりね。

これだけ誘致合戦が起こっていれば、きっとどこかの街に「サツキとメイの家」が移設されるはず。そう考えれば、たとえ愛知万博で見ることができなくても、そう悲観的になることでも無さそうなりよね。コ○助の予想だと、世界観を大事にするスタジオジブリだけに、下手にジブリの世界を分散させるような方法は取らないと思うので「三鷹の森ジブリ美術館」のそばあたりが有力かなぁ、と。まあ移設先に関しては全く未定の状態なので、これから続報をチェックしていく必要がありそうなり。

はがきによる抽選方式が採用されても「サツキとメイの家」を巡る混乱はまだまだ続きそうなりが、一応移設先についても話が出てきているということを視野に入れながら、入館引換券の争奪戦に参戦して下さいませ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.