「真夜中の弥次さん喜多さん」の宮藤官九郎監督インタビュー。

2005/04/10 10:53 Written by コ○助

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舞台役者としてスタートしたキャリアは舞台の演出や脚本、ドラマの脚本や役者、映画の脚本と広がり、ついには映画監督の分野にまで進出。いまや「天才」と呼ぶことを誰も疑わない希有な才能を持つ宮藤官九郎が映画初挑戦、初監督作品として選んだ題材はしりあがり寿原作の「真夜中の弥次さん喜多さん」だったなり。もともと原作はしりあがり寿ファンの間では人気のある作品だったなりが、この世界観を映画化できる力量を持っているのは宮藤官九郎以外に考えられない、というよりも宮藤官九郎的なノリを持った人でないと許されないと言っても良いかもしれないなりね(笑)。

「真夜中の弥次さん喜多さん」の主人公はワイルドで熱い男の弥次さん(長瀬智也)と、薬物依存症の役者の喜多さん(中村七之助)のカップル。男同士の同性愛カップルが主人公の物語なりね。舞台は江戸時代なりが、「時代考証」という言葉を全く無視した荒唐無稽っぷりが面白い作品なりよ。お伊勢さんからダイレクトメールが来たり、女子高生が出てきたり。徹底したコメディっぷりが、宮藤官九郎節炸裂といった感じの作品となっているなりね。

そんな「真夜中の弥次さん喜多さん」について宮藤官九郎が語っているインタビュー記事が産経新聞に出ているなり。映画の話だけでなく、自身のことについても語っているファン必見の内容なりよ。コ○助も宮藤官九郎は大好きなのでチェックしておくことにするなりね。

「映画はちゃんと基礎を学んだ人が撮るべきで、自分にはまだ無理だろうと思っていた」
「(自身が天才と思うのは)ダウンタウンの松本人志さん。会わずに一生を終えたい」
「(自選ベスト3は)“やじきた”(真夜中の弥次さん喜多さん)、『タイガー&ドラゴン』(TBS系の新ドラマ、15日スタート)、“木更津”(木更津キャッツアイ)ですか。う−ん、『マンハッタンラブストーリー』も好き。いまでも見る。競っています」

自選ベスト3を挙げているのは面白いなりね。「真夜中の弥次さん喜多さん」と「タイガー&ドラゴン」は時期的にプロモーション用コメントのような気もするなりが、「木更津キャッツアイ」や「マンハッタンラブストーリー」は本当に愛しているのだなぁ、というのが伝わってくるコメントなり。コ○助の中では宮藤官九郎作品は「マンハッタンラブストーリー」と「ぼくの魔法使い」が競っているなりが、両作品ともヤバイ。ヤバイ電波が絶対出ているなり(笑)。

「真夜中の弥次さん喜多さん」はかなりの自信作のようなので、宮藤官九郎ファンの人は劇場でぜひ観てみて下さいませ。コ○助も今月中に観に行かなければ!

☆「真夜中の弥次さん喜多さん」作品情報
監督・脚本:宮藤官九郎
原作:しりあがり寿
出演:長瀬智也、中村七之助、森下愛子、松尾スズキ、阿部サダヲ、荒川良々、研ナオコ、小池栄子、中村勘九郎、岩松了、小木茂光、柄本佑、生瀬勝久、寺島進、大森南朋、古田新太、麻生久美子、清水ゆみ、山口智充、板尾創路、竹内力、ARATA、妻夫木聡、楳図かずお、毒蝮三太夫、おぎやはぎほか

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