「電車男」が武田真治主演、堤幸彦脚本・演出で舞台化。

2005/04/09 10:11 Written by コ○助

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インターネット発の「文学」として世間の話題をさらっている「電車男」なりが、書籍化、マンガ化、映画化に続いて今度は舞台化が決定したようなり。主要メディアを制覇しつつある状況なりが、こうなると次は夏か秋にテレビドラマ化もあるのかな、と思ってしまうものの、そこまでブームを引っ張るのも微妙な感じもするなりか(笑)。しかし映画が公開されるのは6月4日から、舞台が上演されるのは8月5日から(27日まで)なので、まだしばらくはこのブーム、続いていくことになりそうなりよ。

「電車男」はコ○助もマンガ版(原秀則版)も含めて一通りチェックは入れているなりが、これまであまり関連する話題をお伝えして来なかったなりね。それは自分の中ではそこまで大騒ぎするほどの感動を覚えていないというのが正直な感想だったからなり。まとめサイトは構成がよく出来ていてグイグイと引き込まれたのは確かなりが、ストーリーに深みがあるわけではないので、中だるみや終盤にかけての盛り上がりの薄さが気になってしまったなりね。まあ短編の恋愛物語だと思えば、これはこれで良いのだとは思うなりが。

原秀則のマンガ版は、恋愛マンガの巨匠が手がけているということもあって、結構面白いなり(笑)。コ○助は原秀則の作品は中学生の頃から読んでいて、「冬物語」や「部屋においでよ」などに感化されながら成長してきたこともあって、ほかのマンガ家に比べると思い入れもひとしお。「電車男」はそれら名作に比べると、かなり原作に配慮して忠実に描こうとしているようなので原秀則らしさが薄目なのが不満ではあるなりが、コマ割やカットの描き方はさすがだなぁ、と思うこともしばしばなりよ。原秀則ファンの人はチェックしておくことをオススメするなり。

少し話がズレたなりが、コ○助の「電車男」に対する思い入れはその程度なので、本来ならば舞台化するといっても「ふ〜ん」と聞き流すところだったなりが、脚本・演出が堤幸彦となれば話は別。それが映像であれ、舞台であれ、堤幸彦が色づけするとなれば、面白いかどうかは別にして、この題材をどのように仕上げてくるのかという点には興味が湧くところなりね。

舞台版について現在判明している情報は次のとおりなり。

脚本・演出:堤幸彦
出演:武田真治(電車男役)、大物女優(声のみ、キャスト未定。エルメス役)
企画・製作:ホリプロ
会場:新宿・パークタワーホール
公演期間:8月5日〜27日

映画版には電車男の恋のお相手として登場した「中谷美紀似」のエルメス役に中谷美紀が起用されたなりが、舞台版ではエルメスは登場せずに声だけの出演になるというなり。基本的にはパソコンの前に座る電車男がストーリーの中心になるようで、あくまでも原作を忠実に再現したものになるようなりよ。

「アキバ系オタク」の電車男役に、山田孝之(映画版主演)に続いてイケメンの武田真治が起用されることには賛否があると思うなりが(笑)。山田孝之はかなりぶっ飛んだオタクスタイルを披露しているだけに、武田真治の弾けっぷりにも期待したいものなり。

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