007映画といえば、1962年に公開された｢ドクター･ノオ｣から2002年の｢ダイ･アナザー･デイ｣まで、次々に作品が作られているシリーズとして有名。時代を超えて人気を存続させているこの映画は、主役のジェームズ･ボンドのカッコ良さがなんといっても最大の魅力。もちろん作品ごとに登場する絶世の美女たち（ボンド･ガール）や、数々の秘密兵器も目が離せませんが……。でもリアルでは滅多にお目にかかることの出来ない｢超｣ダンディな男性がアクションを繰り広げ、悪を倒す。ウォール真木としては、これこそ映画の醍醐味です（笑）。

そのジェームズ･ボンドを演じてきた歴代俳優。なにせ超人的で頭が良くてプレイ･ボーイで……というキャラクターですから、それを演じるには、演技力もさることながら容姿も人一倍でなければ務まりません。初代ショーン･コネリー、ジョージ･レーゼンビー、ロジャー･ムーア、ティモシー･ダルトン、そしてピアース･ブロスナンがそれぞれのボンドを演じてきましたが、後任になればなるほど、その俳優にのしかかるプレッシャーの大きさが簡単に想像できます。

さてブロスナンは2002年の｢ダイ･アナザー･デイ｣の撮影後、早くも次作を最後に｢ボンド引退｣を宣言。ブロスナンの人間味あふれた役作りが大好きだったウォール真木だけに、残念でしかたがなかったです（涙）。この落胆に反映して、次代ボンド候補の名前が挙がるたびに厳しくチェックをしていましたよ。えぇえぇ。

噂ではジュード･ロウ、ユアン･マクレガーなどが有力とか言われていましたが、なんとCNNでの本日のニュースでは、まったく予想だにしなかった名前が出ているではありませんか。その俳優とは｢ロード･トゥ･パーディション｣（2002年）、｢トゥームレイダー｣（2001年）などに出演したダニエル･クレイグという俳優さん。うーん……、あんまり知らないぞ（笑）。

1968年生まれの英国はチェスター出身のクレイグ。あいにく出演作品をひとつも（笑）観ていないのですが、アメリカで一躍ブレイクしたのはアンジェリーナ･ジョーリーの相棒を演じた｢トュームレイダー｣以降の様子。日本での知名度は、まだまだこれからといった感じでしょうか。

写真で観る限りではアクションも大丈夫そうな体格と男くさい表情です。でも、ちょこっと繊細そうな雰囲気もありますねぇ。彼が本当に次代ボンドとして決定した場合は、一体どんな演技を見せてくれることやら。まあ楽しみにしておきましょう。