ブルック・シールズといえば「プリティ・ベイビー」(1978年)で、12才の少女娼婦役という衝撃的なデビューをした女優さん。その後も「青い珊瑚礁」(1980年)や「エンドレス・ラブ」(1981年)などが公開され、その美しさから日本でも大人気なティーン・スターとなりました。彼女は生後11ヶ月からCMに出演、3才からはモデルとしても活躍していたそうですから、そのキャリアたるもの相当なものです。
しかし最近は映画の出演が少なく、しかも日本ではあまりメジャーにならなかった作品ばかりなので、久しく彼女の話題が聞こえなかった感もあります。それでもアメリカでは、1998〜1999年に放映された「サドンリー・スーザン」というTVコメディーで主役を演じ、番組自体もかなりの視聴率を得ていました。ちなみにこの「サドンリー・スーザン」は、彼女が「フレンズ」という超人気番組にゲスト出演した際、そのコミカルな演技力にプロデューサーが目を付け番組制作が決まったそうです。
今でもセレブ雑誌などに日常的に登場し、「仕事も頑張って子育てもする素敵なママ」(娘は2才)というスタンスをキープしてるブルック・シールズ。ナチュラルなライフスタイルなのに、本当にエネルギッシュというイメージです。そんな彼女が、今度イギリスはロンドンの舞台でミュージカル「シカゴ」に出演する事に決定。役柄はなんと映画版でレニー・ゼルウィガーが演じた「ロキシー・ハート」なんだとか。
「シカゴ」といえば、そのダンスの官能さとテンポの良さが話題のミュージカルです。それに挑戦するブルック・シールズはただ今、39才。週に8回公演の予定で、それを9週間続けるというのですから並みの体力じゃ出来ません。美貌もスタミナもあるんですねぇ。
そういえば彼女がミュージカルに出演するのは、何もこれが初めてではありません。2001年にブロードウェイで「キャバレー」の主役を演じ、その歌唱力とダンス力にはすでに定評がある様子。そんな彼女ですので、今回の「シカゴ」でも、お色気たっぷりで、きゃぴきゃぴで、躍動的なロキシーを演じてくれるのではないでしょうか。
ブルック・シールズ出演の「シカゴ」は、ロンドンのアデルフィ劇場で4月26日から、の予定。