数日前からネット上に商品画像が流出し、「え？ これがソニーのデザイン？」とにわかに物議を醸していた新型のHDDウォークマン「NW-HD5」。ソニーファンの「どうかウソ画像であってくれ」との願いも虚しく、本当に流出画像と同じままのデザインの製品が発表されたなり。「どうした、ソニー。お前の力はそんなものか」。そんな風に叱咤したくもなる感じなりよ（笑）。

発表された「NW-HD5」は従来モデルの「NW-HD3」からデザインを一新。128×128ドットで7行の表示が可能な大きめのディスプレイが特徴の製品なり。とりあえずスペックを簡単にまとめておくと。

・縦・横両表示が可能な128×128ドット、7行表示対応の液晶ディスプレイ
・操作ボタンは十字キー（5つボタン）＋左右2個ずつの計9個
・20GBのHDDを搭載
・対応フォーマットはATRAC3/ATRAC3plus/MP3（Sonic Stage経由で転送）
・バッテリ駆動時間は最大約40時間（バッテリの交換可能）
・衝撃からHDDを守る「Gセンサー（重力加速度センサー）」搭載
・重量は約135g
・本体サイズは59.9×88.7×14.2mm(横×縦×厚さ)、
・本体色はシルバー、ブラック、レッド
・4月21日発売予定
・店頭予想価格は35,000円前後

単純に価格で比較すると、アップル・コンピュータの「iPod 20GB」はアップルストア価格で32,800円。「NW-HD5」も量販店のポイント還元などを考えればほぼ同等の価格と考えて良さそう。本体の大きさは「iPod」よりも少し小さい程度、厚みはほぼ同じといった感じなりね。

機能的に特筆すべきところはあまり無いなりが、7行表示できる大きな液晶ディスプレイとバッテリ駆動時間が長い（iPodは最長12時間）のは魅力的。バッテリ駆動時間はソニーによると「ポータブルHDDオーディオプレーヤーとしては世界最長」ということなので、とにかく充電する頻度を下げたいという人には良いかもしれないなりね。

まあデザインに関しては気にならない人も多いので、機能的な面で魅力を感じる人はぜひチェックして下さいなり。