たまたまテレビ朝日系「スーパーモーニング」を見ていたら、埼玉県行田市にだけ存在する名物「ゼリーフライ」が紹介されていたなり。そういえば「ゼリーフライ」はNarinari.comでは話題として取り上げたことが無かったなぁ、と過去ログをあさってみたなりが、やはり触れたことが無かったようだったので、「ゼリーフライ」とは何ぞやという話を少ししておくことにするなりね。
コ○助が初めて「ゼリーフライ」の存在を知ったのは、大好きだった読売新聞の連載(すでに終了)
「泉麻人のなぞ食探偵」の記事を読んだときだったので、一昨年くらいのことなりか。恐らく初めて「ゼリーフライ」と聞いたら誰もが「ゼリーを油で揚げたもの」というビジュアルを想像すると思うなりが、残念ながらそんな面白いものが名物になるわけがなく(笑)。「なぞ食探偵」の記事を借りれば、次のような名物だというなりよ。
「串(くし)刺しされたそれは、一見コロッケに似ている」
「ただし衣は薄くて、中身はオカラなのだ。揚げたてにサッとソースを浸して出来あがり」
そう、「ゼリーフライ」の正体は串に刺したオカラのコロッケ。それはそれで美味しそうだし、味もある程度想像できるなりが、それがなぜ「ゼリーフライ」なのかという疑問は依然として残るなりよね。
「スーパーモーニング」の取材によれば、「ゼリーフライ」の「ゼリー」は「銭」がなまったもの。つまり、もともとは「銭フライ」だったというなりよ。ゆえに、串に刺さった「ゼリーフライ」は小判のような形をしているなりね。また、「フライ」には「富来(富がやってくる)」という願いも込められているとか、いないとか。
この語源については諸説あるようで、軽くGoogleで検索をしただけでもいろいろと出てくるなりが、「なぞ食探偵」では「銭フライ」説を踏まえつつ、違う説も紹介しているなりよ。
「(発案者と言われる人が)日露戦争で行った満州(現中国東北部)で食べた豆腐の揚げ物をヒントに考案、食感がゼリーのように軟らかいので、ゼリーフライと命名した」
現在の「ゼリーフライ」はジャガイモを混ぜて、よりコロッケっぽいスタイルが主流になっているようなので、イマイチ「ゼリーフライ」という名前にもピンと来ないかもしれないなりが、オカラだけのフライだったら確かに軟らかそうなりね。
行田市は観光地ではないのでそうそう訪れる機会があるわけでは無いなりが、「ゼリーフライ」は要はオカラのコロッケなので自宅でもカンタンに作ることができるなりよ。All About Japanの「
料理のABC」にもレシピが出ているので、気になる人はぜひ一度、実際に作ってみて下さいなり。コ○助もいずれチャレンジを。