NHKの人気お笑い番組「オンエアバトル」がリニューアル。

2005/03/29 22:19 Written by コ○助

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「爆笑編」と「熱唱編」を交互に放送するスタイルに区切りをつけ、3月26日と27日にはそれぞれのチャンピオン大会が放送されたNHKの人気番組「オンエアバトル」。この人気番組が装いも新たに、4月2日の放送から「爆笑オンエアバトル」と「熱唱オンエアバトル」という、それぞれ独立した番組として毎週放送されることになったなりよ。それに合わせて番組開始から7年目にして初めて公式ホームページが開設されたなりね。

普段あまり「オンエアバトル」を見ない人もいると思うので、簡単に番組の概要と歴史を説明しておくなり。「オンエアバトル」は、フジテレビ系「ボキャブラ天国」に端を発するお笑いブームがほぼ終焉した1999年にスタート。10組の芸人が一般審査員の前で実際にネタを披露し、オンエアされるのはそのうち上位5組というゴングショー形式を採用した番組なりね。「ボキャ天ブーム」に乗った芸人は、本来の実力と人気が乖離していたケース(=人気はあるけどサッパリ面白くない)が多く見られたとの反省から、「オンエアバトル」は二の轍を踏まぬよう、あくまでも芸人の「芸」を見る「ネタ重視路線」を突き進んで来たなりよ。

番組開始当初は一部のお笑いマニアには評価されていたものの、なかなか一般の視聴者を取り込むことができずにいたなりが、「オンエアバトル」を経て大きく羽ばたいていった芸人が次々と現れたことで、番組の認知度も徐々にアップ。「オンエアバトル」常連として出演していた芸人の名前をザッと見渡すだけでも、Dondokodon、はなわ、テツandトモ、いつもここから、ダンディ坂野、ますだおかだ、中川家、フットボールアワー、アンタッチャブル、ドランクドラゴン、アンジャッシュ、ラーメンズ、エレキコミック、だいたひかる、鉄拳、長井秀和、ペナルティ、などなど、現在のお笑いブームを支え、一線で活躍している芸人が多いのも特徴と言えるなり。

ちなみに、「オンエアバトル」以降に民放各局もお笑い番組の枠を増やして来たなりが、代表的な番組がスタートした時期をまとめておくと。

1999年春 オンエアバトル(NHK)
2000年春 新しい波8(フジテレビ)
2001年春 はねるのトびら(フジテレビ)
2001年冬 M-1グランプリ 第1回大会(テレビ朝日)
2003年春 エンタの神様(日本テレビ)
2004年春 笑いの金メダル(テレビ朝日)

こうして改めて見ても、「オンエアバトル」が現在のお笑いブームの礎を作ってきたと言っても過言では無いなりね。まあそれは視聴率度外視で放送できるNHKの番組ゆえ、という部分も大きいとは思うなりが(笑)。

「オンエアバトル」は2004年春に、お笑い芸人と同様にインディーズバンドの発掘をコンセプトにした「熱唱編」をスタートさせ、27日には第1回のチャンピオン大会・ファイナルも行われたなりね。まだまだ「爆笑編」に比べると出演者のコマが揃っていないものの、総じてレベルは高いとの評判も耳にするなりよ。4月からはこちらも毎週放送になるし、「爆笑編」だけでなく、将来のメジャーバンドを青田買いする意味でチェックしてみて下さいませ。

☆リニューアル1回目の出演者
【爆笑編 4月2日(土)深夜24:10〜24:39 総合テレビ】
あばれヌンチャク、火災報知器、こんらんチョップ、チーモンチョーチュウ、チョップリン、ななめ45°、NON STYLE、ハイキングウォーキング、髭男爵、モンキーチャック(五十音順)

【熱唱編 4月3日(日)深夜24:40〜25:09 総合テレビ】
im、ギヤマンへッズ、CLick、しばのまり子、白石和也、THE SESSION、トム&ジェリー、ネクラNo3、華咲、feel my way(五十音順)

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