大量の汚物に押しつぶされて死亡。

2005/03/28 13:47 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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ウォール真木がまだ青春時代を送っていた頃(!?)に公開された映画、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。世界中で人気を博して、その後1989年と1990年に「パート2」、「パート3」が立て続けに上映されましたっけね。日本でもこの映画でマイケル・J・フォックスが大ブレイクしたのを覚えています。

さてこの映画にには、主役マーティ(マイケル・J・フォックス)の天敵役としてビフ(トーマス・F・ウィルソン)が登場します。彼は図体がデカくて、性格が悪くて、いわゆる「ジャイアン」的キャラ。このビフ(パート3では彼の孫として、さらなる悪役「グリフ」が登場)が映画の中では悪の所業を尽くしているワケですが、最後にはやっぱり娯楽映画の常として、正義のマーティが打ち勝ちます。

ところで、この悪役ビフ(グリフ)。3部作では毎回、彼がお約束のように大量の肥料にまみれてしまう……というシーンがありました。肥料というと曖昧ですが、アメリカで肥料にまみれるギャグ(?)というと、必ずといって良いほど「動物の糞尿」。汚いモノほど笑いが取れるってことでしょうかね?

さて前置きが長くなりましたが、今回のニュースは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」映画さながら、この「大量汚物」に本当に押しつぶされ亡くなってしまった方がいるというお話。

チェコ共和国のカルロヴィ・ヴァリという、温泉で有名なリゾート地の近くでの出来事。ある日トラクター運転手のマルティンさんという男性が、荷台一杯の有機肥料を下ろす作業をしていまいた。普通はトラクターの車内からボタンひとつで荷台が傾きます。なのでマルティンさんが何故その時、トラックの後ろにまで行き立ち止まっていたのかは不明。

でもとにかくその時そこにいた彼の頭上から、約8トンの肥料が落ちてきたのは紛れも無い事実でした。結果として、大量の汚物に埋もれたマルティンさんは窒息で死亡。警察では労死事件として、事故の捜査を続けるそうです。

しかしいろいろな不運でお亡くなりになる人はいますが、マルティンさんはかなり不憫……。ご冥福をお祈り致します(涙)。

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