さあ、待ちに待ったプロ野球が開幕なりよ！ まず今日は「西武×オリックス」「ロッテ×楽天」「ソフトバンク×日本ハム」のカードでパ・リーグが、1週間後の4月1日には「巨人×広島」「中日×横浜」「阪神×ヤクルト」のカードでセ・リーグが開幕するなりね。昨年の球界再編問題に揺れたプロ野球が新たな一歩を踏み出す「新生プロ野球元年」とも言える2005年のシーズン。開幕戦から見逃すわけにはいかないなりよね。

2005年シーズンで最も注目を集めるのは、やはり激変したパ・リーグの動向。昨年はプレーオフが導入され、パ・リーグの新しい魅力を創出することに成功したなりが、今年は既存6球団のうち半分の3球団（オリックス、ソフトバンク、楽天）が紆余曲折を経て生まれ変わっただけに、各チームがどのような戦い方、どのような成績を収めるのかという点に注目が集まるなり。この3球団の成績如何によって、パ・リーグへの関心の度合いが大きく左右されるのは必至。特に「最下位独走もやむなし」と見られている楽天が上位に食い込むようなことになれば、混戦状態を生み出すだけでなく、交流戦で戦うセ・リーグとの対戦もさらに注目度が増すというものなり。

それでは「新生プロ野球元年」に実施される新しい試みと、生まれ変わったポイントをまとめておくと。

・50年ぶりの新規参入球団である東北楽天ゴールデンイーグルス。
・球団合併によって誕生したオリックス・バファローズ。
・ダイエーから親会社が変わった福岡ソフトバンクホークス。
・各チーム36試合、全216試合のセ・パ交流戦の実施。
・「飛ぶボール」から「飛ばないボール」への移行。
・球場の観客動員数の実数発表を実施。
・野球中継のネット配信サービスを実施。
・西武ドームが「インボイスSEIBUドーム」、Yahoo! BBスタジアムが「スカイマークスタジアム」、福岡ドームが「福岡Yahoo! JAPANドーム（ヤフードーム）」に変更。
・フルキャストスタジアム宮城や東京ドームは内野席の最前列をファウルグラウンドまでせり出すスタイルに改修。
・横浜スタジアムや千葉マリンスタジアムは内野席のネットを低くして選手との距離を縮める。
・阪神は著作権違反事件に絡み、応援歌のほとんどを刷新。
・日本、韓国、台湾、中国の各プロ野球リーグ優勝チームが初代アジア王者を目指す「アジアシリーズ2005」を開催。

ザッと列挙しただけでも、たくさんあるなりねぇ。昨年の球界再編問題の流れではプロ野球はこのまま死んでいくのかと心配した人も多いと思うなりが、今になってみれば、より良い方向に前進した感もあるなりよね。まだドラフトやFA、選手の海外移籍などに絡む制度の改革に関しては先送りにされているなりが、こうした部分も着々と手を付け始めているようだし、そんなにプロ野球の未来は暗くはないかな、と。

これから秋まで続く2005年シーズン。皆さんは何を楽しみにしながら、今年のプロ野球を観ていくなりか？

☆事前にモバイル版専用のコミュニティ「名刺Gocco」で、今年のプロ野球の何を楽しみにしているかについて、1人1つだけ挙げてもらったなりよ。やはり楽天と交流戦には関心が高いようなりね。個人的には「飛ばないボール」を採用したことの影響（打高投低から投高打低へ）と、全く新しい試みの「アジアシリーズ2005」にも注目したいところなり。

「見どころがいっぱいあって、ひとつだけというのは難しいですね。個人的には交流戦が楽しみです。小さい頃から夢見ていたシーズン中のガチンコ対決ですから。メジャーでもストで落ちた野球人気を回復したのは交流戦でした。日本でもぜひそうなって欲しいですね」（ゆっきーさん）

「ホントに個人的なんですが、日本ハムファン歴10年目にして初めて球場で観戦します。ゴールデンウィークに札幌ドームまで遠征してきます！ 実は対阪神戦を観たかったのですが日程の都合で対オリックス戦になりました。とりあえず、それが一番の楽しみです！」（じゅうべえさん）

「勝敗とは別の、各球団のサービス面です。観客動員にはなかなか結びつかないものの、旧BWの物心両面での充実ぶりは秀でていました。今年はGがサービス面に力を入れるなど、球場でいかに楽しく過ごせるかに各球団が工夫を凝らすと思います。そこが楽しみです。（てんびんさん）

「やっぱり楽天が気になります。特に固定ファンが入るかどうか。 プロ野球界にとっては『楽天がどれだけ野球が強いか』より『楽天がどれだけ客を呼べるか』ですよね。」（ニュートリノさん）

「西武がどこに売られていくのか興味があります。」（つかっちさん）

「良くも悪くも楽天に注目ですね。プレーオフ進出になれば、盛り上がるかと……交流戦はよく分からないです。試合自体に重要性ってあるんですかね？ オールスターみたいなもの？？？」（さいころさん）

「私は新人の育成やルーキーの活躍が楽しみです☆チーム全体の評価よりも、選手個人の活躍に興味があります☆」（あやさん）

「やはり交流戦です。今までパリーグを見る機会がなかったので、特に楽しみです。あと、飛ばないボール採用されていますが、去年とどのような違いがでてくるのか？このあたりでしょうか。」（風見鶏さん）

「やっぱり、楽しみは交流戦ですね。オールスターでしか見れなかったような対戦がいっぱいみれそうっ」（おたぬさん）

「交流戦、楽しみです。でも勝敗は勝率に反映されるんですよね？ その辺りってどうなっているんでしょうか？」（みやめぐさん）

「球団としては阪神・岡田監督の采配。楽天の勝率！ 個人は問題児ダルビシュ君の勝率、巨人・上原の勝率、阪神・井川の勝率！ まるでワイドショーばりですが、あれだけゴネてた二人は気になります(^^ゞ」（渋子さん）

「交流戦を起点とした、ファンの動向です。野球人気はこのまま低迷の一途を辿るのか、それとも復活するのか。今までセ・リーグしか観ていなかった(観られなかった)ファンが、少しでもパ・リーグに関心を持ってくれるのか。不安半分、期待半分です。」ほっけさん）

「今年は見所が多いですね。その中でもとりわけ僕が注目したいのは、ソフトバンク・楽天の両IT企業がいかに自社の特性を活かして球団運営を行っていくのか、ということです。特にソフトバンクは次々と仕掛けてきてるようですね。」（melondogさん）