六本木ヒルズの「
TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」で試験的にスタートしたスターバックスとTSUTAYAの書籍売り場の融合店舗が好評なことから、TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のの増田宗昭社長はかねてから「スターバックスコーヒージャパンとの共同出店を積極的に進めていく」との方針を明らかにしているなりが、23日に今後の展開について正式な発表があったなりよ。「Book&Cafe」というライフスタイルを提案しながら、積極的に展開していくことになったなりね。
日経新聞の報道によると、CCCの子会社でTSUTAYAの直営店舗運営を手がけているツタヤストアーズ東京がスターバックスとフランチャイズチェーン契約を締結。「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」と東京・渋谷の「
SHIBUYA TSUTAYA」にあるスターバックスの直営店を譲り受けて人材育成をした上で、半年後をメドに多店舗化していく考えのようなり。主に都心部や郊外・地方の幹線道路沿いなどの大型店に出店していくなりね。
今回の発表に際し、スターバックスの角田雄二CEOは「本国アメリカでは既に定着しているこのコンセプトをご紹介することで、より多くのお客様におくつろぎいただきながらも、いままでとは違ったコーヒーの楽しみ方をご提案できることと思います」、CCCの増田社長は「コーヒーの香りを楽しみながら本を選んだり、買った本をその場でコーヒーを飲みながら読むことができる『Book&Cafeというスタイルそのもの』を提供できる店舗展開を両者で協力して推進してまいります」とコメントを寄せているなり。
コ○助も「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」はよく利用するなりが、書籍の品揃えはそれほど良いわけでは無いものの、単純にコーヒーを飲みながら発売されたばかりの雑誌や、普段は買わないようなデザイン関係の本や料理本などをのんびりチェックできるのは非常に便利、というか嬉しいなりよ。ただ、「コーヒーを飲みながら自由に書籍を読める」というコンセプトであるがゆえに、そこで販売されている多くの本は何度も人に読まれたような本が多いため、正直購買意欲が湧くかと言われたら微妙なところなりが(笑)。TSUTAYA的には売上という意味ではそれほど期待できない気がするものの、利用者の目線からすれば、こうした店舗が増えることは大歓迎なりね。
最近は少しずつ増えているとはいえ、日本ではスターバックスとTSUTAYAの複合店舗に限らず、こうしたカフェと書籍販売が融合した店舗はまだまだ少ないのが現状。全国に550店舗展開するスターバックスと、1,158店舗展開するTSUTAYAの積極出店が刺激となって、今後2〜3年の間にこうした融合店舗がどんどん増えていくかもしれないなりね。