「ライブドアがニッポン放送経営なら出演拒否」意向相次ぐ。

2005/03/24 08:15 Written by コ○助

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連日ライブドアとニッポン放送関連の話題が各紙の紙面を埋め尽くしているので、Narinari.comではあまりこの話題を追わないことにしているなりが、これまで経営的な話題が多かった中で、実際にニッポン放送で番組を持つ芸能人や著名人からの声が出始めて来たので少し見ておくことにするなりね。今回の騒動については、経営母体がフジサンケイグループからライブドアに変わることよりも、そのことによって番組や出演者に直接的な影響が出ることを心配している聴取者も多いと思うなりよ。看板番組のオールナイトニッポンなどで育った人にとっては、結構切実な問題なりよね。

現在ニッポン放送で放送されている番組の出演者の中で、最初に声を上げたのはプロ野球解説者の江本孟紀氏。1981年にかの有名な「ベンチがアホやから、野球ができへん」発言を残して阪神を退団したため、当初望んでいた関西での解説者の仕事に有り付けず、途方に暮れていたときに声をかけてくれたのがニッポン放送だったということで、江本氏はニッポン放送に恩義を感じているなりね。その解説の内容は好き嫌いが分かれるところなりが、ニッポン放送一筋に23年間解説を続けてきた看板解説者の一人ということは間違いないなり。そんな江本氏は「経営者が変われば番組自体、これまでの趣旨と違ってくる。番組に対する考え方が変われば白紙に戻すしかない」とコメントし、ライブドアが経営権を握った場合には解説者を降板する意向を示しているなりね。

まあ江本氏だけならばそれほど関心も高くないかもしれないなりが、24日付けのスポーツ各紙に出ている名前はビッグネームがズラリ。経営母体が変わった際に、ニッポン放送の番組への出演拒否を表明している芸能人&著名人は次のとおりなり。

・江本孟紀(「ショウアップナイター」)
・中島みゆき(「ほのぼのしちゃうのね」「オールナイトニッポン」)
・タモリ(「タモリの週刊ダイナマイク」「オールナイトニッポン」)
・倉本聰(「富良野からの風を」。元ニッポン放送社員)
・市川森一(「テレフォン人生相談」)
・加藤諦三(「テレフォン人生相談」)
※()内は現在、もしくは過去の出演番組。

個人的には、数々のラジオの名番組を担当してきた中島みゆきやタモリが、ライブドアに経営母体が変わったあとのニッポン放送にハッキリと拒絶反応を示しているのはちょっとショックなりねぇ。最近の若い世代の芸能人や著名人が出演拒否をすることは無いかもしれないなりが、上の世代の人こそ、ニッポン放送への思い入れが強いので今後も出演拒否を表明する人が出てくるかもしれないなりね。

まあ実質的には、こうした出演拒否があったとしてもニッポン放送に与えるダメージはそれほど大きいわけでは無いと思うなりが、ライブドアを拒絶するという理由で出演する芸能人、著名人が限定されてしまうのは一聴取者として寂しい話なりよ。少なくとも、ライブドアが経営権を握ったあとは、今までどおりのニッポン放送と同じというわけにはいかなそうなりね。

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