auのフルブラウザ「PCサイトビューアー」が定額制に対応。

2005/03/24 05:58 Written by コ○助

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携帯電話とては初めてフルブラウザ「PCサイトビューアー」を標準搭載したカシオ計算機製のCDMA 1X WIN端末「W21CA」。この端末が発売されたのは昨年12月のことだったなりが、フルブラウザで先行していたDDIポケット(当時)の「AH-K3001V」の最大32Kbpsを大きく上回る、最大2.4Mbpsの速度を活かしたサービスがキャリアから公式提供されるということに、大きな期待が寄せられたなりよね。

ただ、フルブラウザを使うにあたり最もユーザーが欲する部分であるパケット定額制「ダブル定額」への対応が、「データ量をコントロールできない」ことを理由に見送られたため、実質的には「PCサイトビューアー」は宝の持ち腐れ状態。「PCサイトビューアー」に先駆けて発表されていたjig.jpのフルブラウザ「jigブラウザ」は対応機種が限定されているとはいえ、パケット定額制を利用できるため、どうしても「PCサイトビューアー」のほうが使い勝手の面で見劣りしてしまっていたなりね。パケット定額制非対応では、請求額が恐くてPCサイトを気軽に見ることができないと思うのは仕方がないことなり。

そうしたユーザーの声がauにも届いたのか、「PCサイトビューアー」のパケット定額制に対応することが正式に発表されたなりね。これまでの従量課金制は廃止となり、5月1日からはEZwebの利用料とあわせて5,700円(税込5,985円)が請求額の上限となるなりよ。これで現在「PCサイトビューアー」を搭載している唯一の端末である「W21CA」のユーザーは、安心してPCサイトの閲覧をすることができるなりね。

auは今後は順次「PCサイトビューアー」を搭載した端末を投入していく方針を明らかにしているなりが、残念なのはBREWアプリの「PCサイトビューアー」をダウンロード提供する予定がないこと。既存のWIN端末を利用しているユーザーにしてみれば、キャリアが公式にリリースし、Opera バージョン7.5相当の機能を搭載している高機能ブラウザの「PCサイトビューアー」を利用したいと思う人も多いはずなりよね。

まあこの辺はアプリ容量の問題や、急激なフルブラウザユーザー増加に伴うEZwebのコンテンツ保護をどうするかという問題を抱えているので、一筋縄にはいかないところだと思うなりが、いずれは既存ユーザーも利用できるような環境を整えて欲しいなりねぇ。

なにはともあれ、まずは「PCサイトビューアー」の定額制対応は喜ばしいこと。今後投入されるほかの搭載端末と、積極的なフルブラウザのサービス展開に期待したいものなり。

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