ドラマ「優しい時間」舞台の喫茶店「森の時計」がオープン。

2005/03/18 21:19 Written by コ○助

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いよいよ来週の木曜日に最終回を迎える倉本聡脚本のフジテレビ系ドラマ「優しい時間」。コ○助は特に「北の国から」に思い入れがあるわけではないので、北海道・富良野にも特別な思いは無いなりが、「優しい時間」を見たら「北の国から」もしっかりと見てみたくなったなりよ。「優しい時間」は富良野の魅力を存分に伝える……というほど富良野らしいシーンが出ているわけでは無いなりが、セリフの節々に倉本聡の富良野に対する愛情のようなものが垣間見られ、確かにどんな場所なのか興味が湧いて来るなりね。

「優しい時間」は1話の半分以上なのではないかと思うくらい、喫茶店「森の時計」のシーンが多いなり。これは寺尾聰演じる「森の時計」のマスターと息子の絆の再生を全体のテーマに据えながらも、毎話「森の時計」に集う常連客に関するサブストーリーが展開するためなりが、この「森の時計」が実に良い雰囲気の喫茶店なりね。中央に大きな暖炉が置いてある広い店内はL字型のカウンター席とテーブル席に分かれているなりが、だいたい常連客が座るのはカウンター席。対面するマスターと、横に並んだ常連客同士で他愛もない話をしているなりが、これがまたとても楽しそうなりよ(笑)。コ○助も早くリタイアして、こういう良い意味でムダな時間、いや、「優しい時間」を過ごしたいなりねぇ。

「森の時計」はマスターと常連客の交流が素敵なだけでなく、そのシステムも見逃せないなりよ。客がまず席についてコーヒーを注文すると、「自分で挽かれますか?」とマスターに聞かれ、「はい」と答えるとコーヒーミルが出てくるなりね。自分でミルにコーヒー豆を入れて、自分で豆を挽く。その挽いた粉をマスターがじっくりとコーヒーに仕上げてくれるというシステムなりよ。

このシステムは大竹しのぶ演じる亡くなったマスターの妻が考案したもの。当初マスターは客に作業をさせて時間を取らせることに反対していたものの、妻は逆にその時間が良いと諭した、というようなエピソードがあったなりよ。いや、ほんと。一見ムダな時間に思えることでも、コーヒーミルを回していると、きっと平穏な気持ちになれると思うなりね。毎週常連客がコーヒーミルを回しているシーンを見ながら、コ○助も「これやりたい……」とずっと思っているのは内緒なり(笑)。

さて、前置きが長くなったなりが、そんな素敵な喫茶店「森の時計」が、ドラマのスタイルそのままに、実際の喫茶店として3月19日にオープンするなりよ。「森の時計」は森の中にあるのかと思いきや、実は新富良野プリンスホテルの敷地内にコクドの協力によって建てられたもの。そのため、今後はプリンスホテルの付随施設として、コクドが経営していくことになるなりね。

新富良野プリンスホテルの公式ページに掲載されている、「森の時計」のメニューなどをチェックしておくと。

メニュー:ドラマでご存知のとおり、お好みのコーヒーをご自分でミルを使い豆をひくことができます。
○ブレンドコーヒー 520円
○ストレートコーヒー 750〜950円
○軽食 森のカレー1,000円  雪のシチュー1,000円
○チョコレートケーキ 3種類 各650円 

「森のカレー」はドラマの中にも出てきたメニュー。ほかにオリジナルメニューも加わるようなりが、「森のカレー」を食べて、コーヒーを自分で挽いて飲むというドラマの追体験が楽しめるなりね。「優しい時間」をずっと見てきたコ○助も、追体験したいじゃないなりか(笑)。

ドラマを見ていなくても、この「森の時計」はなかなか良い雰囲気なので、もし富良野を訪れることがあれば、ぜひ「森の時計」も覗いてみて下さいなりね。きっと「優しい時間」を過ごせるはずなり。

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