300年前の生活・医療マニュアル書がオークションに。

2005/03/04 12:19 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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イギリスで17世紀に書かれた珍しい書物が発見され、今度オークションにかけられることになったそうです。何でも歴史家などには大変興味深い内容で、2000ポンド(日本円で約400,000円)の価値があるだろうとのこと。

その書物とは、当時の料理のレシピや家事、さらに怪我や病気の治療法などが書かれている生活のマニュアル書なんだそう。今でいうところの、ウォール真木の愛読雑誌でもある「オレンジページ」でしょうかね(笑)。17世紀の一般人の生活が垣間見れる本として注目の的だとか。

しかしながらこの書物、内容が驚きなのです。なんでも17世紀イギリスでは、ガチョウの油とヒツジの糞を混ぜたものが火傷の薬として使われ、4日間置いたレモンの絞り汁がそばかすに効果アリと信じられていたのです。まあ、ビタミンCは確かに肌に良さそうです。ヒツジの糞は判りませんが、ウォール真木の出身地ではクマの油が火傷に効くと言われているのでガチョウのそれも、もしかしたら効果てきめんなのかもしれませんが……。

でも一番ビックリなのが、ニキビの治療薬の紹介ページ。生まれたてでまだ目の開いていない仔犬を2匹殺して、その血を白ワインと混ぜて患部に塗ると良い……。一瞬、呪術かと思うような方法です。しかも、可愛い仔犬を。ううう。

今も昔も、美容のためには人は努力を怠らず、少しの犠牲もいとわないってことなんでしょうか(涙)。

ちなみにウォール真木がイギリス生活時代に聞いたことのある民間医療のひとつ。今でも使われているそうなんですけど、なんでもアイルランドでは、妊婦さんや虚弱体質の子供にビールの「ギネス」を飲ませ、滋養を付けさせるのだそうです。鉄分が多く含まれているから、なんだそうですが。

アルコールも入っているんですけど、良いんでしょうか?真意のほどは定かではありません(笑)。

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