インボイス、西武ライオンズ買収の可能性も。

2005/03/04 11:17 Written by コ○助

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カリスマとしてグループの頂点に君臨していた堤義明容疑者が逮捕され、西武グループ全体が王国崩壊の危機に瀕しているなりが、堤容疑者が長年オーナーを務め、手塩にかけて育てて来た西武ライオンズにも激震が走っているなりね。球団の星野好男球団社長や黒岩彰球団代表は口を揃えて「西武ライオンズは自立した球団運営を目指してスタートしているので影響はない」とコメントしているなりが、堤容疑者が表舞台から姿を消したことでグループ各社の再編が加速、不採算部門の西武ライオンズの売却話が再燃するのは必至の情勢となっているなり。とても影響がないとは言えなそうな状況なりね。

昨年売却話が出ていたときには、ライオンズ側に有利な条件でテレビ朝日やスカイパーフェクト・コミュニケーションズ、ライブドア、有線ブロードバンドネットワークスなどに売却を打診。しかしながら、200億円とも言われる金額と、「本拠地は西武ドーム」という縛りが足かせとなり、交渉はいずれも頓挫していたなり。仮に今年も売却話が浮上した場合に、ライオンズが条件を引き下げれば再びテレビ朝日なども売却先の候補になりそうなりが、恐らく真っ先に有力な候補として名前が挙がるのがインボイスなりよ。

インボイスは今年からライオンズの2軍と西武ドームの命名権を総額4億5,000万円で買収し、ライオンズとの関係を急速に深めているIT企業。インボイスの木村育生社長はバスケットボール一筋の人だったものの、最近はプロ野球の影響力に一目を置いているようで、球団経営には前向きな姿勢を示しているなりね。「プロ野球チームに協力しているなら景気は悪くないんだろうなという感じで商売がスムーズにいくんです」と本業との相乗効果があると見込んでおり、楽天の三木谷浩史オーナーとも球団経営についての意見交換をしているというなりよ。

年間の赤字が20億円とも言われるライオンズ。西武グループの経営改革委員会の諸井虔委員長は「(球団は)買い手がつけば売却はある」という姿勢を以前から明らかにしているほか、インボイスの木村社長は「西武さんから言われたら買います」と踏み込んだ発言もしているだけに、グループ再編の過程の中で、いつ球団売却が話し合われても不思議な状況では無くなっているなり。

ライオンズファンにとっても、野球ファンにとっても今後の動向が気になるなりよね。売却するにしても球団を維持するにしても、どちらに転んでも「消滅する」という事態にならなそうなのは不幸中の幸いなりが、こうした経営面での騒動が選手に影響しないかという点は心配なところなり。

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