プロ野球の国内レンタル移籍に多数の球団が前向き。

2005/02/21 21:15 Written by コ○助

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よくプロ野球とサッカーが比較されるときに、サッカーの利点として挙げられることの多いレンタル移籍制度。チームの戦術に合わなかったり、ポジションの重なる選手が不動のレギュラーだった場合に、一定の期間だけ安価で他のチームに選手をレンタルするという、選手を活かす方策として取り入れられている制度なりよね。この制度のおかげで選手の異動が活発化、埋もれていた才能が芽を吹くケースも多々見られるなり。

プロ野球の場合には、現状ではレンタル移籍制度が無いため、選手のトレードには各球団が慎重姿勢。あくまでも球団の財産である選手をトレードに出すのは、選手のためというよりは、球団の財産を等価交換することに重きを置いているため、それほど活発な人材交流は行われないのが現状なり。もちろん、それはそれで自前で選手を育てていくという責任が球団に生じるので、すべてを「悪」と断じることでは無いなりが、才能を開花させることができないまま球界を去っていく人材が多いのも確かなりよ。「他球団ならレギュラーを獲れる素材なのに」と言われ続けて現役を終える選手が毎年何人もいるなりよね。

そのため、プロ野球にもレンタル移籍制度の導入を求める声が、球団や選手はもちろん、ファンの間からもずっと出ていたなりが、ようやく制度導入に向けて具体的な動きが出てきたなりよ。21日に12球団の代表者会議が開催されたなりが、その席で議題としてレンタル移籍制度の導入が取り上げられ、多数の球団が積極的な姿勢を見せたなりね。選手関係委員会の瀬戸山隆三委員長(ロッテ球団代表)は「まとめるところまではいっていないが、選手に出場機会を与えることになるし、戦力均衡につながるのでは」と語っており、来季からの導入に向けて中身を詰めていくことになるようなり。

ちなみに、プロ野球選手会は海外への移籍に関してもレンタル移籍の導入を希望しているなりが、こちらに関してはまだ具体的な話には至っていないようなり。ファンにしてみれば日本の一線で活躍している選手が海外に出て行くばかりではなく、いずれ戻ってくるという確約が付くレンタル移籍のほうが気持ち良く送り出してあげられるのは確かなりよね。海外、主にメジャーへのレンタル移籍には向こう側の意向もあるのでそう簡単に制度化することはできないかもしれないなりが、国内のレンタル移籍が実現した先には、当然海外へのレンタル移籍も見据えて調整が進められそうなり。

いずれにしても、優秀な選手を多数抱えている球団から選手がレンタルできるようになれば、戦力が均衡し、よりプロ野球のレベルがアップ。魅力が増すのは確実なりよね。来季からの導入、ぜひとも実現させて欲しいものなり。

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