ライブドアがフリーペーパーの発刊を検討。

2005/02/17 14:57 Written by コ○助

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ニッポン放送株の取得を巡って世間を賑わせているライブドアなりが、今回の一連の動きに絡み、今度はフリーペーパーの発刊を検討しているという話題が出ているなり。なんでも、ライブドアはニッポン放送株取得によって同じフジサンケイグループの産経新聞への経営関与にも色気を持っており、かねてから準備を進めている日刊の経済新聞発刊計画の足がかりにしたい考えだというなりよ。その前段階として、まずはフリーペーパーを発刊する計画が検討されているなりね。

ライブドアの構想では、現在サイト上で掲載している独自記事を含めた「ライブドア・ニュース」を中心に、海外の新聞社や通信社の記事を掲載した、情報誌というよりは新聞をイメージしたものになるようなり。海外記事やコラムが中心に据えて、一定の人気を獲得している「TOKYO HEADLINE」(東京限定配布)のようなイメージと考えて良さそうなりね。

ちなみにフリーペーパーの先にある、ライブドアによる日刊の経済新聞は「東京経済新聞」という名称になることがすでに決定していて(商標登録済み)、当初は昨年中に発刊に漕ぎ着ける計画だったと言われているなりよ。ただ、配達のルートや駅売店などの店頭に置くためのルート確保が難航しているという話もあり、なかなか実際に参入ができずにいるなりね。

また、先日のAERAでのインタビューでは「東京経済新聞」の計画に触れており、「市場が独占状態だからこそ、参入の余地がある。日経と同じロゴでそっくりな題字を作りますよ。見分けのつかない人がかなり買ってくれるでしょう」「日経が『まねするな』と怒ってくれれば、大きな話題になり、ますます売れるでしょう。『日経、ライブドアに不快感』なんて見出しが全国紙に躍るといいなぁ」と、いつもの調子で挑戦的なことを語っていたなりよ。ケンカを吹っかけるのも結構だとは思うなりが、もう少し上手い方法もあるだろうに。まあ、「挑戦者であり続ける」というイメージを大事にしているからなのかもしれないなりが……。

フリーパーパーを発刊したところで、そこから上がる広告収入はライブドア全体の売上から比べたら微々たるもの。あくまでも「東京経済新聞」への踏み台となりそうなりが、逆に言えばフリーペーパーが大した内容で無ければ「東京経済新聞」にも全く期待が持てなくなるなりよね。果たして堀江貴文社長の「日経新聞の牙城を崩す」という野望を実現するファーストステップは成功するのかどうか。どのような紙面になるのか、フリーペーパーの発刊が待ち遠しいなりね。

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