1年前ほど前にはハイスペックと呼ばれていたようなパソコンが、今ではメーカーさえ問わなければ5〜6万円台で購入できてしまう昨今。安くてもDVD-ROM/CD-RWコンボドライブが搭載されているのは当たり前。少し良いものになるとDVD-Rドライブまで搭載され、HDDは100GB超のものも珍しくなく、メモリも標準で256MB以上搭載されている……といった具合に、インターネットやビジネス用途なら性能的には何ら困ることがないレベルの製品が続々と投入されているなりよね。

こうした安くてそこそこ性能が良いパソコンは初心者こそ購入したいと思う製品なりが、初心者が欲するメーカーはどうしてもNECや富士通、ソニーといった名の知れた大手の製品。同性能で1〜2万円高くても、一般に知られていないようなメーカーのものよりは、大手と呼ばれるメーカーの製品のほうが安心できるという気持ちは当然なりよね。コ○助も自分が初心者だった頃のことを思い返せば同じような思考だったので、周囲に初心者がいたら無理に玄人好みの製品を勧めるのではなく、やっぱり無難に大手メーカーの製品を勧めてしまうなりよ。

8日にNECから発表された新しいラインアップの「ValueOne」シリーズは、まさにそんな大手が良くて、格安のパソコンが欲しいという初心者にはうってつけのパソコン。従来の「VALUESTAR」シリーズとは一線を画す製品で、筐体のデザインひとつからしてNECっぽさが無い製品なりが、下位機種は65,000円前後からという安さが魅力的なりね。

発表された「ValueOne」シリーズは2機種。どのようなスペックなのかを簡単にまとめておくと。

【MT200/1A　65,000円前後】
・CPUはCeleron D 335 2.80GHz
・メモリーはPC2700 DDR SDRAM 256MB（最大2GB）
・HDDは160GB
・DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ
・OSはWindows XP Home Edition SP2

【MT400-1A　75,000円前後】
・CPUはCeleron D 335 2.80GHz
・メモリーはPC2700 DDR SDRAM 256MB（最大2GB）
・HDDは200GB
・DVD±R/RW/RAMスーパーマルチドライブ(DVD+R DL対応)
・7メディア対応カードリーダ（SDメモリーカード、メモリースティック、xDピクチャーカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュカード、マルチメディアカード、マイクロドライブ）
・OSはWindows XP Home Edition SP2

ドライブやHDD容量、7メディア対応カードリーダの有無を考えたら、1万円差で購入できる上位機種のほうがお得感は強そうなりか。ちなみに、インターフェースにはUSB2.0ポートが5基あるものの、IEEE 1394ポートがどうしても必要という人は注意が必要なりね。それで問題なければ、格安デスクトップパソコンの購入の際には、選択肢のひとつにぜひ加えてみて下さいませ。

ところで、これは余談なりが。コ○助はNEC製のノートパソコンを持っていて、先日壊れてしまったので修理に出したなりよ。サポートセンターに電話したらすぐにパソコンの引き取りの宅配業者を手配してくれて、翌日には業者の手によってNECへ（この費用は無料）。さらに翌日には修理見積もりがFAXで送られて来て、その翌日には自宅に代引き（修理費用込み）で到着という、なんだか手間要らずのスピーディーさに感激したなりね。昔からNECはサポートに力を入れているメーカーなりが、同時期に修理に出した某中堅パソコンメーカーのパソコンが2週間経っても戻って来ないのとは大違いなり（笑）。まあ参考までに。