「INFOBAR」や「W11K」、「Talby」といった個性的なラインアップで絶賛されているKDDIのデザイン開発プロジェクト「au design project」なりが、新たに出っ張りが全くないオーバルフォルムの「PENCK (ペンク)」を発表したなり。昨年あたりからネットに画像が流出し、「いよいよ『
ISHIKORO』登場か?」と言われていたのは、この「PENCK」のことだったなりね。ただ、実際には「ISHIKORO」とは別モノの端末のようなりよ。
「PENCK」は日立製作所製のCDMA 1X WIN端末で、型番は「W31H」。デザイン端末だからといって、妥協のないスペックが搭載されているなりね。どのようなスペックなのか、簡単に見ておくと。
・カメラ機能は124万画素CCD
・液晶は26万色表示の2.2インチTFD液晶(QVGA)
・miniSDカードスロット搭載
・日本語入力機能にはATOK for auを採用
・3Dサラウンドスピーカーを搭載
・着うたフル、EZナビウォーク、Flash、BREWなどに対応
・本体色はメタル、ミルク、ビターの3色
形状が魅力的なのはもちろんなりが、特に本体色がメタルのものはメッキ塗装がほどこされており、まるで銀のスプーンのような色合いとなっているなりね。携帯電話でここまでメッキされた端末は記憶に無いなりが、非常に所有欲を満たしてくれそうな、個性的な端末となっているなり。
この端末をデザインしたのはグラフィックから建築、インテリアまで幅広いデザインを手がけるサイトウマコト。その作品がニューヨーク近代美術館やサンフランシスコ近代美術館など、世界20か所以上の近代美術館にパーマネントコレクション(常設展示、永久展示の意)されているほどの人物で、海外からも高い評価を受けている注目のデザイナーだというなり。「PENCK」では端末デザインのほかにも、「起動画面」「メニュー画面」「待受画面」「各種アニメ」をFlashを用いてデザインしているほか、着信音にもデザインの手が加わっているのだとか。ここら辺のこだわり具合は「Talby」のデザインを手がけたマーク・ニューソンと同じなりね。
発売は2月下旬から3月にかけてになる予定。WIN端末なので価格は結構高そうなりが、ひと味違う、個性的な端末が欲しい人はぜひ購入を検討して下さいませ。