10万円を切る「VAIO type B SPEC-S」レビュー。

2005/02/04 16:51 Written by コ○助

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ブランドの展開が始まった当初から、その質感やデザイン、機能といった面で他社にはない付加価値を提供し、価格的には少し高めの設定というイメージが強かったソニーの「VAIO」シリーズ。でも、長らく人気を博してきた「VAIO」シリーズも最近はシェアが低下気味で、一時ほどの勢いが無い、寂しい状況となっているなりよね。ソニーもこの状況を打破するべくパソコン事業の立て直しを図っている最中なりが、そんな中で投入されたのが、「VAIO」としては初めて10万円を切った「格安」ノートパソコン「VAIO type B SPEC-S」なり。

「VAIO type B SPEC-S」は直販サイト「ソニースタイル」の専用モデルで、ビジネスでの利用を想定。ハードウェア面では従来の「VAIO」とそう大差ないなりが、プリインストールソフトを減らすことでシンプルな構成とし、9万9,800円(最小仕様の場合)という価格を実現したなりね。具体的にカットされたソフトウェアはAVプレーヤーの「Do VAIO」、DV動画編集ソフトの「DVgate Plus」、DVD作成ソフトの「Click to DVD」など。ビジネスユースには必要のないものばかりなので、こういったソフトウェアを削った「VAIO」の登場を歓迎するユーザーも多いかもしれないなりね。

それでは、最小仕様の場合の「VAIO type B SPEC-S」の簡単なスペックをまとめておくと。

・CPUはCeleron M 350 1.30GHz
・メモリは256MB
・HDDは40GB
・液晶は14.1インチの1,024×768ドット(XGA)液晶
・DVD/CD-RWコンボドライブ
・IEEE 802.11b/g無線LAN
・本体重量は約2.3kg
・バッテリ駆動時間は約2時間
・OSはWindows XP Professional

もちろん価格が価格なので、先端のスペックというわけでは無いなりが、ビジネスユースなら十二分に使えるパソコンとなっているなりね。この価格でWindows XP Professionalが標準で搭載されているのもグッドなり。ちなみに、Amazon.co.jpなどで人気のヒューレット・パッカード製の格安ノート「HP Notebook nx9030」(89,880円+7,500分ギフト券還元)は、CPUにCeleron M 350 1.30GHz、256MBメモリ、40GBのHDD、DVD/CD-RWコンボドライブ、15.0インチの1,024×768ドット(XGA)液晶、本体重量が3.2kg、OSはWindows XP Home Editionといったスペック。「VAIO type B SPEC-S」とほぼ同じスペックなりが、違いは液晶がHPのノートのほうが一回り大きいこと、無線LANが無いこと、本体重量が重いこと、OSがWindows XP Home Editionといったところなりか。価格差はギフト券を考えたら2万円近いなりが、機能の差と「VAIO」ブランドに魅力を感じられれば、購入して損のないモデルだと思われるなり。

さて、そんな「VAIO type B SPEC-S」のレビュー記事がインプレスに出ていたのでご紹介を。

「type Bのデザインは『バイオノートZ』を原型としたもので、Zの特徴であったボディサイドの曲線を生かしながら、各所の強度と部品の汎用性を高めた設計となっている」
「エッジの効いたデザインは、ベーシッククラスのノートの中では、抜きんでてカッコいい」
「ボディ自体の皮はマグネシウム合金製で、厚みもそれほどではないが、骨格ががっしりしている印象だ」
「起動しておどろくのはデスクトップで、Internet Explorerとごみ箱の2つしかアイコンがない」
「この製品について、一部では単なる安売りのPCという受け止め方も出ている。VAIOの価値を下落させる製品という評もある。しかし、基本的には、ユーザーの選択肢を広げてくれる製品と前向きに受け止めたい」

全体的にかなり好感触のようで、絶賛されているなりね。ソニースタイルでの販売のみなので、ユーザーの好みに合わせたBTOにも対応している点が魅力的なのは確かなり。コ○助もちょっとサブで欲しくなってきちゃったなりよ……。

とにかく安くて、実用的なノートパソコンを探しているという人は、ぜひチェックしてみて下さいませ。

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