昨年あたりからのマジックブーム、凄い盛り上がりを見せているなりよね。テレビへのマジシャンの露出は増えているし、デパートや玩具店などでのマジック関連グッズの売上は急伸しているようだし、マジックバーのような新しいスタイルのバーも相次ぎ登場しているし。マジックブームは数年周期で巡ってくるブームではあるなりが、現在のブームはショーやテレビだけにとどまらない、広がりを持っているように思うなり。

このマジックブーム、マギー審司やふじいあきら、山上兄弟といった若手だけでなく、マギー司郎やナポレオンズといったベテラン勢も頑張っているのが面白いところ。新旧入り交じってのマジックブームは見応えがあって、業界全体が活気に満ちている感がするので、非常に面白いなりよね。

そんなマジックブームをベテラン勢の一員としてけん引しているのがMr.マリック。かつて「ハンドパワー」で一世を風靡したあと、一時はバッシングに遭った時期もあったなりが、見事に復活して再び一線で活躍しているのはご存知の通り。このMr.マリックが、マジック界に新しいムーブメントを起こそうと、2月から東京・銀座の博品館劇場で長期公演を行うことになったようなりよ。

海外のマジシャンが日本で大がかりなマジックショーを長期に渡って行うことはあるなりが、日本のマジシャンが劇場で長期公演を打つのは異例のこと。手品用品などを製造販売する「テンヨー」の社主・山田昭氏は「これだけの長期公演は戦後初めてではないか」と語っているほどなりね。戦前はマジック公演は人気だったようなりが、戦後はサッパリ人気が無くなってしまったため、長期公演が打てるほどの人材も育たず、ニーズも無かったという暗黒時代がずっと続いていたわけなり。

「Mr.マリック超魔術団 旗上げ公演 MIRACLE DREAM Vol.1」と銘打たれた公演の概要は次のとおりなり。

公演期間：2月9日(水)〜2月20日(日)
出演者：Mr.マリック、Lu Chen、RYOTA、高橋ヒロキ、内田貴光、ケン正木、Dr.ZUMA（2/9〜13）、カズカタヤマ（2/15〜20）、ほか
料金：7,500円（全席指定）
会場；博品館劇場（東京都中央区銀座8-8-11）

博品館劇場はもともとミュージカル専門劇場としてオープンした本格的な劇場で、現在はコンサートや落語会なども行われているというなり。銀座博品館の伊藤義文社長は「マジック公演をビル内にある博品館劇場の新しい看板にしたい」と意気込んでおり、今回の公演が成功すれば、今後も頻繁にマジック公演が実施されることになりそうなりね。

コ○助もマジックはもちろん、Mr.マリックが繰り出す数々のマジックは大好き。生で見ると、マジックは驚きを増すという話も聞くし、ぜひとも一度は「Mr.マリック超魔術団」の公演を見に行きたいものなり。