昨年11月、子会社を通じて販売していた「実車版チョロQ」こと「Q-CAR」の製造中止を発表していたタカラなりが、それで一旦「Q-CAR」のプロジェクトは終了するのかと思いきや、「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」でおなじみの漫画家、鳥山明がデザインした新車を発表してきたなりよ。コ○助は「Q-CAR」を実際に購入しないとはいえ、コンセプトやデザインは好きなので、新車の投入は純粋に嬉しいなりね。

「QVOLT」と名付けられた新車は、鳥山明が1年以上の月日をかけてデザインしたという渾身の力作。鳥山明のイメージ画が、そのままカタチになったような車なり。コンセプトは「1人乗りの小さな電動トラック」で、古き良きアメリカ車のストリートロッドをイメージしたのだとか。荷物の出し入れがしやすいデザインの、100リットルオーバーの大容量収納を装備しており、コンパクトながら実用性の高い車種となっているなりね。

また、細部に渡って車が好きな鳥山明のこだわりが配されているのも特徴。一例として挙げられているのが、アルミヘアライン仕上げのメーターパネル、オールドタイプな外ヒンジのドア、紐と樫の木のドアハンドル、トグルスイッチのワイパーなどなど。なるほど、オモチャのような「Q-CAR」なりが、なかなか凝った作りになっているようなり。

20日からすでに予約販売がスタートしているなりが、用意された「QVOLT」の台数はたったの9台。価格が199万円とかなり高額なので、簡単に売れるようなものでは無いと思うなりが、先着順に販売されるようなので、ひょっとしたら現時点ですでに完売している……なんて可能性も。ちなみに、用意されているカラーはイエロー、ライトブルー、ブラック、レッド、アイボリーホワイトの5色。個人的にはアイボリーホワイトが可愛い感じなり。

実際に購入しなくとも、鳥山明がどのようなデザインをしたのかという点に興味がある人もいるかと思うなりが、23日から東京・日本橋の商業施設「COREDO日本橋」内の「GARAGE」で展示されているようなりよ。「GARAGE」は「男のこだわり」「親子のアウトドア・コミュニケーション」といったコンセプトの商品を展示した、タカラの直営ショップなりね。「QVOLT」だけでなく、ショップ自体もなかなか面白いので、近くを訪れる機会があればぜひチェックしてみて下さいなり。（＞ジュンジュンさん、サンキュなり！）