宝くじの2等賞を同時に10個当てた男性。

2005/01/21 14:01 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


アメリカの宝くじはほとんどが州単位で運営されていますが、中には複数が共同で提供しているものもあります。マルチステート型と呼ばれるこの宝くじは、購買出来る地域を拡大することで販売を伸ばし、その分当選の金額も他より高いのが特徴。

さてこのマルチステート宝くじですが、そのひとつが「メガ・ミリオン」と呼ばれるもの。ジョージア、マサチューセッツ、ニューヨーク、イリノイ、ミシガン、オハイオ、メリーランド、ニュージャージー、ヴァージニア、ワシントン、テキサスで販売されています。1回1ドルで、1から52までの数字から5つ、そして別途メガ・ボールといういわゆるラッキーナンバーを、これまた1から52の数字の中から1つ選んでプレイします。

ジャック・ポット(1等賞)はこの6つの数字が全て当たった時。この1等賞の出る確率は135,000,000分の1だそうです。そしてその他にもメガ・ボール以外の5つの数字が合えば2等賞、数字4つとメガ・ボールが合えば3等賞……と、賞金レベルが違ってくるのです。

ちなみに1等賞以外は最初から決められた当選額になりますが、ジャックポットだけはプライズが変動します。メガ・ミリオンは毎週火・金曜日に抽選がありますが、ある回にジャックポットの当選者がいない場合、その金額が次に持ち越されるシステムなのです。当選者のいない回数が続けば続くほど、こうして賞金が上がっていくのです。スタート時点でも日本円で10億円のプライズが、さらにそれが膨れ上がって100億円以上になるのも珍しくありません。

先日1月18日に見事ジャック・ポットが出て、その賞金額が135,000,000ドル(約140億円!)ということでした。んー、そんな大金もらってもどうしたら良いんだ。まあ、当たるワケないので獲らぬ狸の皮算用なんですが……。

でも1等賞は無理だとしても、2等賞ぐらいは当たってもいいかしら、あんて思ってみるウォール真木(笑)。調べてみるとメガ・ミリオンの2等賞は175,000ドル(約1800万円)とのこと。悪くないです、えぇえぇ。これだけありゃあ老後の蓄えに、子供の大学準備金に……(遠い目)。

ところで、今回の抽選ではとても面白い当選者が出たそうです。この2等賞をなんと、10個分も一度に当てた方がいるとか。シアトルにお住まいのアーチー・へリングさん。すでに定年退職した68才の男性です。彼がどういう方法で10個の当選チケットを購入したかといいますと、ようするにメガ・ボールの数字だけを変えて、5つの数字をまったく同じにしてプレイしたのです。そして見事合計1億8000万円のプライズをゲット!

宝くじ協会を介して発表されたへリングさんのコメントによりますと

「そりゃジャックポットも当てたかったけど、これだけでも十分幸せさ」

だそうです。えぇえぇ、私だって彼の立場だったら十分幸せな気分を味わいますとも(笑)。うーん、私も明日ミズーリ州でも買えるマルチステート宝くじ「パワー・ボール」を買いに行くとしますかねぇ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.