阪神の岡田彰布監督と八木裕氏が今季の戦い方を語る。

2005/01/19 03:22 Written by コ○助

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監督就任1年目の昨年は4位に終わり、ファンから多くの批判を受けた岡田監督。今季はAクラス入りは当然として、優勝も視野に入れるよう球団内外から叱咤されているなりが、岡田監督自身にとっても去就に関わってくる大事なシーズンとなるなりよね。そんな岡田監督と、昨年まで「代打の神様」として活躍し、サンケイスポーツの評論家に転身した八木裕氏の対談記事が出ていたなり。今季の戦い方、レギュラーが誰になるのか、といった阪神ファンにとって気になる内容なので、少し見ておくと。

「(鳥谷敬内野手は)うん、使う、使う。これはもう今年だけやなしに、これからはあの辺がずっとチームを引っ張っていかなければいけない」
「守備の強化というか、いろんな守備範囲とか考えると、やっぱり、鳥谷と藤本、それで後ろに赤星。このセンターラインが守りの中で一番重要な部分と思う。基本的には遊撃・鳥谷、二塁・藤本でいこうと思っている」
「去年ほど矢野にこだわるのは、今年はないかも。何か気分転換というか、そういう試合をたぶん今年は作ると思う」
「優勝を狙えないチームじゃないと思ってる。ライバルは投手のいいチーム。中日になってくると思う」

昨年の岡田監督の起用法の中で最も物議を醸したのがゴールデンルーキーの鳥谷選手の扱いだったなりが、今季はもう完全にショートのレギュラーとして起用する方針を固めており、昨年鳥谷選手のライバルだった藤本敦士内野手はセカンドで起用することになりそうなりね。昨年までセカンドだった今岡誠内野手をサードにコンバートすることによって実現する布陣なりが、2年目を迎える鳥谷選手がそれなりの結果を残せるのであれば、この布陣自体はそう悪くはないのではないかと。鳥谷、藤本、赤星というセンターラインは、守備範囲が広い3人なので、かなり強力な感じがするなりね。

また、やはり昨年物議を醸した矢野輝弘捕手の通年起用についても、今季は見直す方針を示唆しているなり。星野監督時代には矢野捕手をレギュラーにしながらも、適度に野口寿浩捕手と交代させて休ませながらシーズンを乗り切っていたなりが、昨年は岡田監督が矢野捕手に固執するあまり、野口捕手の出場機会を完全に奪うかたちとなっていたなりよね。今季は自由獲得枠で岡崎太一捕手を獲得、次代を担う捕手として育成する必要もあるため、矢野捕手を中心に据えながらも、ほかの捕手も起用していく方針だというなり。

実際にはけが人も出てくるだろうし、そうそうビジョン通りうまく事が運ぶわけでは無いなりが、強力な戦力が整いながらも不甲斐ない成績に終わった昨年のような失態を繰り返すことが無いよう、ファンが納得できるような試合を見せて欲しいものなり。どうか優勝……は無理でも、見応えのあるシーズンになりますように。

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