巨人の上原浩治投手、契約金返還でメジャー移籍を直訴。

2005/01/18 11:55 Written by コ○助

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入団時からメジャー移籍を目標として掲げ、たびたびポスティングシステムによるメジャー移籍の話題が出る上原投手。ほかにもメジャー移籍希望を公言する選手は多いなりが、上原投手は日本最高峰の投手であることもあって、その動向は注目の的なりよね。上原投手はこれまであまり具体的な移籍要求を球団に突きつけては来なかったなりが、17日に、球団に対して2006年のメジャー移籍を直訴していたことが明らかになったなりよ。

上原投手は球団にメジャー移籍を「お願い」する立場であることから、大幅な譲歩案を提示。その内容は「是が非でも行きたい」という気持ちのこもった、切実なものを感じる内容だったなり。どんな譲歩案なのかを見ておくと。

・現在3億3,500万円の年俸から8,500万円ダウンの2億5,000万円を希望。
・FA権を取得するまでかかる4年間分の契約金(1億5,000万円の9分の4=約6,600万円)の返還。

これまでも、ある種わがままでポスティングシステムでの移籍を希望する選手に対して、ファンの間から「その場合には契約金を返還してから行け」という趣旨の批判が出ることがあったなり。現在もポスティングシステムによるメジャー移籍を強硬に求めて球団と揉めている阪神の井川慶投手に対しても、そういった批判を阪神公式ページにある掲示板などでもよく目にするなりね。その球団でプレーすることを前提に受け取っている契約金なので、返還するのは筋。ただ、こうした行動に実際に出ようとしているのは、恐らく上原投手が初めてのことだと思われるなり。

上原投手は「どうしても行きたいんです。現時点で僕が(最短で)FAが取れるのは4年後で、その時は34歳でしょ。球団の許可がいるし、わがままなのは分かっています」「球団にお願いしている立場」と語っており、どんな譲歩をしてでもメジャー移籍をしたいという熱意が感じられるなりね。

この譲歩案に球団がどう応えるかはまだ定かでは無いなりが、井川投手と違って優勝にも多大な貢献をしてきた実績もあり、球団に対しての誠意もある上原投手の行動には好感が持てるもの。確かにFA権を取得する34歳では年齢的に遅すぎる感はあるだけに、球団がどういった決断を下すのか注目しておきたいところなり。

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