熾烈な競争の中にあるハンバーガーチェーンの中にあって、ポテトだけで8種類ものバリエーション（1月11日現在）を揃えるなど、早くから独自の路線を歩み始めているファーストキッチン。ハンバーガー中心のメニューからの脱却を目指し、すでにホットドッグやピザなども販売しているなりが、今度はパスタをメニューに加えることになったようなり。大手ハンバーガーチェーンでのパスタメニューは初めての試みとなるなりね。

21日から全国のファーストキッチンで販売されるパスタは「ベーコンのペペロンチーノ」や「ボローニャ風のミートソース」など4種類。注文を受けてから一皿分を茹で、ナチュラルチーズを客の前で削って散りばめるといった「本格派」なのだとか。混雑する時間帯のオペレーションにやや不安を感じるなりが、作り置きを提供するわけでは無い点は評価できそうなりね。

価格は430〜520円で、ほかの食事メニューよりは若干高く設定されるようなり。まあイタリア料理店やファミリーレストランで食べるよりは割安、といった感じなりね。ドリンクを付けると600〜800円くらい。この価格設定については、ファーストキッチンはパスタを今後の主力商品の一つとして育て、客単価を上げるための戦略的商品と位置づけているために、やや高めの価格帯でもゴーサインを出したようなり。女子高生など、比較的低い年齢層に人気のあるファーストキッチンだけに、この価格帯がどの程度受け入れられるかは注目しておきたいところなりね。

ちなみに。あまり直接の競合では無いかもしれないなりが、参考までにスパゲティの価格が安い「サイゼリヤ」のメニューを覗いてみると。「ペペロンチーノ」が290円、「パルマ風スパゲティ（トマト味）」「タラコソースシシリー風」「ミートソースボロニア風」などが380円、最高価格の「イカの墨入りスパゲティ」「きのこと挽肉のラグーソース」「カルボナーラ」などでも480円。「サイゼリヤ」はちょっと安すぎなりね（笑）。

一時は「冷やし讃岐うどん」や「ハンバーグごはん」といった奇をてらいすぎた感のあるメニューを投入し、「いったいお前はどこへ行く」といった心配もされたファーストキッチンなりが、パスタは結構受けそうな気がするなりよ。販売がスタートしたら、コ○助も一度は試してみたいなりね。ちょっと楽しみなり。