メジャー移籍を目指す中村紀洋内野手、国内残留の可能性も。

2005/01/06 15:53 Written by コ○助

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ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指している中村選手なりが、今オフは全体的にメジャーの日本人選手獲得の動きが鈍いため、なかなかポスティング申請ができないまま、新年に突入してしまったなりよね。ポスティングシステムの適用期限は11月1日〜翌3月1日までとまだ時間はあるなりが、メジャー移籍に明るい兆しが見えない状況に、さすがの中村選手も少し弱気なコメントを口にするようになってきたなりよ。

中村選手は昨年12月4日に渡米し、各球団の戦力補強会議の場であるウインターミーティングが行われたカリフォルニア州で公開練習を実施。メジャー8球団のスカウトに売り込みをかけたなりが、その後、中村選手の獲得を打診するオファーは全く届いていないのが現状のようなり。

こうした状況を受けて、中村選手は「代理人(団野村氏)からは『状況的に厳しい』と聞いている。『安売りしたくない』と代理人も言っている。行くか行かないかは、経験のある代理人に相談します」と語っており、仮にオファーがあったとしても条件が低い場合には国内残留の可能性があることも示唆し始めているなりね。

参考までにこれまで同制度を使ってメジャー移籍を果たした日本人選手のポスティングの時期を比較してみると。

2000年11月09日 イチロー外野手(オリックス→マリナーズ)
2002年01月09日 石井一久投手(ヤクルト→ドジャース)
2002年12月18日 大塚晶則投手(近鉄→入札なし)
2003年11月19日 大塚晶則投手(中日→パドレス)

入札があるにしても、無いにしても、やはり各球団の編成がある程度固まる1月上旬がヤマとなって来そうなりね。中村選手の場合、まだほとんど明るい材料が伝わってこないので、かなりメジャー移籍は厳しい流れになってきている感じなりか。

仮に国内残留となった場合。保有権があるのはオリックスなので今年はオリックスでプレーすることになる……はずなりが、中村選手は「残るとすればオリックス? 分からない。岩隈のこともあるんで」と、オリックス以外でのプレーも視野に入れているようなり。やはりというか、なんというか。岩隈久志投手がゴネにゴネて楽天への移籍を勝ち取ったことが、悪しき前例になってしまいそうな予感が……。

まだ可能性が全く無いわけでは無いので、中村選手の今後のメジャーとの交渉過程と、メジャー移籍を断念した場合の「その後」にも注目しておきたいところなり。

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