韓国の快速右腕・林昌勇投手がメジャー断念、日本移籍へ。

2005/01/04 02:18 Written by コ○助

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サイドスローから150キロのストレートを投げ込む快速右腕として、たびたび日本への移籍が噂されてきた韓国・三星ライオンズの林昌勇投手をご存知なりか? 2001年オフには三星ライオンズが巨人にトレードの打診したと報じられ、2003年オフにも巨人が獲得に動くと報じられたことがあったので、一部の野球ファンの間ではすっかりおなじみの選手なりね。これらの報道が出たときには結局移籍は実現しなかったなりが、巨人だけではなく、ほかの各球団も長年マークしているという、韓国球界における最重要選手の一人なり。

そんな林投手は今オフ、取得したFA権を行使してメジャー移籍を表明。一時はブレーブス、メッツ、ヤンキース、ツインズ、エンゼルス、ドジャース、フィリーズ、ダイヤモンドバックスなどからオファーが来ていると報じられたこともあったなりが、実際にはメジャーから届いた正式なオファーはレッドソックスからの「5年総額100億ウォン、1年目の年俸は85万ドル」(10ウォン=1円)という変則契約のみだったなりね(林投手はこの条件を拒否→交渉決裂)。

レッドソックス以外の球団からオファーが届かなかった理由としては、高額な金額での移籍&「契約期間2年以上、メジャー保証」を希望する林投手と、メジャーリーグの韓国人選手に対する評価との間に大きな溝があったためだと言われているなり。いかに韓国で実績があろうとも、メジャーでは一人の新人選手なりからね。高望みし過ぎているのもどうなのか、と。

メジャーからの反応が良くないため置かれている状況が厳しくなってきた林投手は、メジャー移籍の夢を断念し、日本に的を絞って移籍交渉を進めることにしたようなりよ。林投手を巡っては、すでに楽天が「出来高を含め2年総額約50億ウォン、または3年総額60億ウォン程度の条件」でオファーを出したものの、「日本に行くなら抑え投手でやりたい。だが新生球団では戦力的に不安があり、勝ち星やセーブを挙げる条件は十分ではない」との理由で断っているなりね。

まあ、楽天がオファーを出したのがまだメジャーとの交渉が始まる前の段階だったため、林投手も日本球界は眼中に無かったのかもしれないなりが、韓国球界屈指の投手と言われるわりには、弱気な理由なりよね(笑)。

現在、林投手はソフトバンクホークスに売り込みをかけているようで、ホークスからの返事待ちの状態のようなりよ。韓国シリーズでは調子が良くなかったため、勤続疲労しているのではないかとの噂もあるだけに、金銭面では全く不安のないホークスがその辺をどう判断するのか。韓国の選手はあまり日本で活躍しない例が多いのが心配なりが、ホークスの動向に注目しておきたいところなり。

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