オンライン翻訳サイト、利用者増加も翻訳結果には不満。

2004/12/27 09:21 Written by コ○助

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以前はオンライン翻訳サイトというと「excite翻訳」が代表格だったなりが、昨年あたりから同種のサービスを提供する事業者が一気に増えたなりよね。最近ではGoogleで「ウェブ全体から検索」をして英語のサイトがヒットすると「このページを訳す BETA」と表示されるようになるなど、検索エンジンと翻訳が組み合わさったサービスも提供されつつあるなり。言語の壁がこうやって取り払われていく傾向は、世界がグッと身近になった感じがしてユーザーとしては嬉しいなりよね。

こうした翻訳サービスを提供する事業者が増えたことで、利用者も着々と増加。インターネットコムとインフォプラントが共同で行った翻訳サービスに関する調査によると、オンライン翻訳サイトの利用経験者は62.3%と、2年前に比べると16ポイントも上昇しているというなり。「海外のサイトを読む!」と意気込んで利用するのではなく、ふと分からない外国語が出てきたときにサクッと調べるという人が多いようなりね。

ただ、ユーザーは増えているものの、その翻訳精度に関しては不満を抱いている人が多いようで、「翻訳結果の文章が意味不明」「翻訳結果の文章が目安にしかならない」といった声も。コ○助もよく翻訳サービスを利用するなりが、最初から長文の翻訳はあまり期待していないなりよ。英語のサイトのURLを入れると、そのサイトの全文を日本語に翻訳してくれるサイトもあるなりが、これはほとんど目安にしかならないのは確か。大意を読み取るのも困難な場合も多いなりよね。なので、普段利用するときには、せいぜい10ワードくらいの短い文章を翻訳して、部分部分の意味を理解していく、といった感じなりか。

でも、この手の翻訳サービスが増えて嬉しいのは、英語のみならず、世界中の言語をなんとなくでも日本語に翻訳して読めること。英語→日本語、中国語→日本語のように日本語にダイレクトに翻訳ができなくても、フランス語→英語→日本語、スペイン語→英語→日本語といった具合に、一度英語に翻訳するサービスを噛ませた上で、さらに日本語に翻訳すれば、結構使えたりするものなり。もちろん、これもサイトの全文を日本語に翻訳させるのは困難なりが、短いセンテンスならば実用度の高いサービスだと思うなりよ。

世界中の言語を簡単に、サクッと翻訳できるというサービスはネットならでは。旧来のパソコンにインストールするタイプの翻訳ソフトよりもグッと利便性は高いだけに、今後さらに翻訳結果の精度を高めて、もっともっと使えるサービスになって欲しいものなり。10年後くらいには、誰でも世界中の言語を簡単に読める……なんて時代が到来していると良いなりねぇ。

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