「iTunes」との連携が簡単になった富士通製端末「F901iC」。

2004/12/24 18:20 Written by コ○助

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この冬のFOMA 901iシリーズの中で、これまでの富士通製端末とはひと味違う存在感を漂わせている「F901iC」。指紋認証機能やオートフォーカス対応204万画素CCDカメラを搭載し、iモードFeliCaにも対応といったハイスペックに加えて、最もクローズアップされているのはアップル・コンピュータの音楽ソフト「iTunes」と連携できることなりね。

901iシリーズは全機種が音楽再生機能に対応しているなりが、「F901iC」の楽曲ファイルの管理や転送は「iTunes」を介するので特にラクチン。正確にはUSB接続のクレードルに載せた「F901iC」が「iTunes」上でオーディオプレーヤーとして認識されるわけではなく、標準で付属している「miniSDユーティリティ」をパソコンにインストールして起動、「iTunes」から楽曲ファイルをドラッグ&ドロップすると転送ができるという仕組みなりが、まあ簡単に連携できているのは確かなりね。ただし、転送できるファイルはMP3形式ではなく、AAC形式なので注意が必要。

実は富士通のFOMAは「F900i」でも、「iTunes」でAAC形式にエンコードした楽曲ファイルの再生をすることができたなりが、これは表向きはアナウンスされていない機能である上に、楽曲ファイルのファイル名を特定の文字列に書き換えたり、特定のフォルダを作成する必要があるなど、初心者にはやや煩雑な作業を伴っていたなりね。その点、「F901iC」は「iTunes」と「miniSDユーティリティ」を立ち上げてドラッグ&ドロップするだけなので、かなり簡単な作業になったのではないかと。

「F901iC」で楽曲ファイルを再生する場合、外部メモリのminiSDカードに記録することになるなりが、miniSDカードは現在512MBまで市場に投入されているので、通常の楽曲ファイルならば100曲以上は楽に記録できるなりね。それだけ聞ければ、もう完全に携帯音楽プレーヤーと言っても差し支えなさそうなり。

ちなみに、24日から「F901iC」の発売がスタートしたなりが、東京都内の量販店では新規の価格は35,000円弱とかなり高額となっているようなり。これまで富士通の端末は15,000円前後からスタートすることが多かったことから考えても、割高感は否めないところなりね。まあそれだけ、高スペックで期待の高い端末ということなりが。

これまで一見地味な印象のあった富士通製の端末なりが、「F901iC」はなかなか良さそうな感じ。興味がある人は、実機を見てみた上で、ぜひ購入を検討してみて下さいなり。

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