強盗殺人容疑で元ロッテの奪三振王を逮捕。

2004/12/22 08:36 Written by コ○助

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なんだかとても悲しいニュースが飛び込んできたなり。かつてロッテの投手として活躍、1988年に204奪三振を記録、オールスターにも出場した小川博容疑者が逮捕されたなり。容疑は強盗殺人。引退後に働いていた産業廃棄物処理会社の会長宅で住み込みで働いていた元同僚の西内和子さんを殺害し、現金約175万円の入った封筒を奪って逃走したというなりよ。ヤミ金融からの借金返済期限が迫り、土下座して西内さんに借金を申し込んだものの、断られたためにカッとなって殺害したというなり。このヤミ金融に今月返済しなくてはならなかった金額は、利子分3万円だったという話も。

小川容疑者は1962年生まれの42歳。前橋工業高校時代には3度の甲子園出場を果たし、青山学院大学時代には東都大学野球リーグの1部復帰に貢献。そして1984年、ロッテにドラフト2位で入団するなり。プロ通算成績は8年間132試合に登板し、21勝26敗5セーブ、防御率4.12と数字だけ見るとパッとしない選手ではあるなりが、1988年には204奪三振で並み居るパ・リーグの投手を抑えて「奪三振王」に。ただ、当時はまだ奪三振王のタイトルは表彰対象ではなかったため、数字上で最も三振を奪った投手、ということなりね。

結局現役の8年間で輝いていたのはこの年だけで、残りのシーズンはけがにも悩まされて大した成績を残していないなりが、204奪三振という数字はかなりのもの。同じ年のセ・リーグの奪三振王は巨人の槙原寛己投手だったなりが、この奪三振数が187個。前年のパ・リーグの奪三振王は近鉄の阿波野秀幸投手だったなりが、この奪三振数が201個。近鉄時代の野茂英雄投手が残した287個という奪三振数には遠く及ばないものの、槇原投手や阿波野投手といった1980年代を彩った名投手と何ら遜色のない成績だったなりね。

現役を引退後はコーチやフロントでロッテの職員として働いていたなりが、1999年に退職。その後は家族とも離婚し、1,000万円以上の借金を抱えて自己破産していたようなり。現役時代に監督を務めていた有藤道世氏は「今回の事件を聞いて驚いている。こんな大それたことをできる人間ではない。気の弱い人間だった。金銭的な話は耳に入ってきていない」(とくダネより)と驚きを隠せないでいたなりが、まあ気の弱い人ほど、こういう事件を起こしてしまうのかもしれないなりね。

コ○助も世代的に小川容疑者の現役時代を知っているだけに、本当に残念なニュースだったなり。

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