ロベルト・ペタジーニ内野手、巨人退団の真相を語る。

2004/12/13 16:55 Written by コ○助

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今季は清原和博内野手との併用策もあって出番が減少し、117試合、打率.290、29本塁打、84打点の成績に終わったペタジーニ選手。決して「不振」というレベルの成績では無いなりが、7億2,000万円という球界一の年俸に見合う成績では無かったなりよね。球団側もその点にかなり不満があったようで、オフの契約延長交渉では4億2,000万円ダウンとなる年俸3億円を提示。これにはペタジーニ選手は「屈辱的」と怒りを露わにしていたというなりが、結局両者の希望する金額の溝が埋まらずに退団することになってしまったなりね。

「ペタジーニ選手が退団する」。そんな憶測が流れ始めたのは今年の夏頃のこと。でも、スポーツ各紙が報じるのはほとんどが球団側の言い分だったので、なかなかペタジーニ選手がこの契約交渉についてどう考えていたのかが伝わって来なかったなりよね。現在発売中の週刊現代に「ペタジーニ『巨人のデタラメ』を語る」というインタビュー記事が出ているなりよ。これが興味深い内容だったので、少し見ておくことにするなりね。

「来季も巨人に残ってプレーしたかった。退団するつもりなんて、これっぽっちもなかったんだよ」
「とにかく巨人の態度は高圧的で、契約書すら持ってこなかった」
「提示された金額はあまりに屈辱的だった。話し合いが1回しか行われなかったのも冷たすぎる」
「オレにとって重要なポイントは、アメリカではなく、日本でプレーしたいということだ」
「日本は素晴らしい国だよ。頭に来たのは、今回の契約延長に関する巨人の態度だ」
「(移籍先の最優先ポイントは)もちろん年俸が最重要だが、私の能力が十分に活かせる状況にあるかどうかも大事な条件だ」

これまで報じられてきた内容を振り返っても、巨人が本当に来季もペタジーニ選手を必要としている感じは微塵も伝わって来なかったなりが、実際にペタジーニ選手も交渉の過程でそう感じていたようなりね。相当ご立腹な様子が、言葉の端々から感じられるなり。

来季は経費削減を掲げる巨人にあって、ペタジーニ選手の年俸が大きな足かせになっていたのは否めない事実。無茶苦茶な金額提示だったことは誰の目にも明らかなりが、元はといえば、2年前の争奪戦のときに適正年俸をはるかに超えて7億2,000万円もの金額を提示した巨人が悪いわけで。今季の成績だけ見れば年俸3億円程度というのは適正ラインかもしれないなりが、年俸が半分以下になることに対するペタジーニ選手の怒りは理解できるところなり。

ペタジーニ選手は引き続き日本でのプレーを希望しているなりが、果たして7億円近い金額を払って契約をする球団が現れるかどうか。楽天が獲得に動くという噂も依然として根強いなりが……。来季はどこの球団でプレーしているのか、楽しみなりね。

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