auのカシオ計算機製WIN端末「W21CA」レビュー。

2004/12/13 16:19 Written by コ○助

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この冬のWIN端末は個性的な端末が揃っていたなりが、その中で最も豪華なスペックを搭載しているのが「W21CA」。携帯電話としては初めてパソコン用のサイトが閲覧できるフルブラウザ「Opera」を搭載している点も話題となっている端末なりね。この「Opera」に関してはパケット定額制の「ダブル定額」に対応していないため、「パソコン用のサイトでいくらパケット課金されるか恐ろしくて、安心して利用できない」という空気を作ってしまっているなりが、まあ当然今後の検討課題にはなるだろうし、まずは携帯電話に「Opera」が搭載されたという前進を素直に喜びたいところなりよね。

まずは「W21CA」のスペックがどのようなものかを簡単におさらいしておくと。

・2軸ヒンジ機構の「Wide View Style」を採用
・業界最大の2.6インチワイドQVGA液晶を搭載
・パソコン用のサイト閲覧が可能な「PCサイトビューアー」搭載(※)
・オートフォーカス対応200万画素CCDカメラを搭載
・パソコンから専用ソフトを介してminiSDカードに移した動画閲覧に対応
・高品質ステレオツインスピーカーを搭載
・EZムービー、EZ「着うた」、EZ「着うたフル」、EZナビウォーク、BREW、Flashに対応
・本体色はジェネシスシルバー/エヴィルブラウン
・12月下旬発売予定
※「ダブル定額」には非対応。別途パケット課金。

2軸ヒンジ機構の「Wide View Style」も最近の高機能端末のトレンドだし、オートフォーカスに対応した200万画素CCDカメラも最高スペックに近いもの。動画閲覧もできて、大きい液晶を搭載して、といった具合に、あれもこれも現在考え得る最高の機能を詰め込んだような端末になっているなりね。

そんな「W21CA」の開発コンセプトなどを、カシオ日立モバイルコミュニケーションズ戦略推進グループの石田伸二郎チームリーダーに聞いたインタビュー記事がITmediaに出ているなり。

「2軸ヒンジにしてカメラを裏側に。液晶を大きくしたかった」
「(カメラの)光学性能は(200万画素モデルの)A5407CA相当。ただしオートフォーカスのレスポンスも向上したし、プレビュー時のフレームレートも向上している」
「インターネットの世界は、調べれば調べるほど無料のいいコンテンツがいっぱいある。WINのキラーはフルブラウザ」
「みんなのユメが詰まっているんです。W21CAは、最後発のWINで、ここまで引っ張った。待っていたお客さんの期待を裏切らないようにしたかった」

また、デジタルARENAにはレビュー記事が出ているなりね。こちらも簡単に。

「(2.6インチ液晶は)明るくて見やすい。ちょうどQVGA液晶を下に80ピクセルほど伸ばしたものになる」
「(Operaは)CDMA 1X WINの特徴である最高2.4Mbpsのパケット通信が可能なエリアでは、さすがに読み込み速度が速い」
「機能に一部制限があるものの、テンキーショートカットなどの使いやすい機能を備え、設定メニューも豊富なPCサイトビューアーは、AH-K3001VのOperaと比べて表示も速くストレスを感じることはあまりない」

このレビュー記事はDDIポケットのフルブラウザ搭載端末「AH-K3001V」とかなり詳細に比較しているので、その辺に興味がある人には面白い内容となっているなりね。ぜひご参考に。

コ○助も以前発表記者会見の場で実機に触らせてもらったなりが、とにかく画面が大きいことに驚くなりよ(笑)。2.6インチはさすがに迫力があるなりね。フルブラウザも課金を気にしなければ快適なことこの上なし。「ダブル定額」に対応していれば、間違いなく最強の端末のはずなりが、過渡期に登場したという意味では、ちょっと不幸な端末なのかもしれないなり。

ま、パソコン用のサイトを閲覧しなくても、魅力満載の「W21CA」。購入を検討している人は、ぜひ店頭で一度触ってみて下さいなり。

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