新生ホークスにメジャー通算2,724安打の大物内定か。

2004/12/13 07:26 Written by コ○助

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総資産2兆円とも言われるソフトバンクが親会社になったことで、来季に向けて積極的な補強に出ることが確約された新生ホークス。ここ数年、無償トレードで巨人に移籍した小久保裕紀内野手、引き留めることができずにFA移籍をしてしまった村松有人外野手、自由契約でのメジャー挑戦が決定してしまった井口資仁内野手と、旧親会社のダイエーの経営不振が招いた相次ぐ主力選手の流出に多くのファンが悲しんでいただけに、豊富な資金力を得た新生ホークスがどこまで補強するのかは注目されるところ。まだ正式な球団名すら決まっていない状態なので具体的な補強プランなども披露されていないなりが、なにやら超大物外国人選手の獲得に動いているというなりよ。

その前に、今季のホークスの外国人選手7人の年俸と成績をまとめておくと。

フリオ・ズレータ内野手 年俸5,000万円(打率.284、37本塁打、100打点)
ペドロ・バルデス外野手 年俸1億円(打率.279、18本塁打、74打点)
ブランドン・ナイト投手 年俸4,800万円(6試合0勝0敗0セーブ)
ヘクター・メルカド投手 年俸5,000万円(1試合0勝0敗0セーブ)
ブラッド・ボイルズ投手 年俸3,000万円(3試合0勝1敗0セーブ)
リンゼイ・グーリン投手 年俸2,000万円(17試合8勝3敗0セーブ)
アンダーソン・ゴメス投手 年俸800万円(1軍登板なし)

他球団に比べるとかなり年俸を抑えた外国人選手と契約していた感じなりが、年俸の額面以上の活躍をしたのはズレータ選手とグーリン投手くらい。近年はどこの球団も優良外国人選手の獲得が難しく四苦八苦しているなりが、ダイエーの場合、比較的安い選手を何人か見つけてきて、当たりだったらラッキー的なところがあったなりね。これも補強費を大量に投下することができなかったことの弊害なりが、それでも当たりの選手がいるあたり、巨額の金額を投下しながらまともな外国人選手を連れて来られないどこかの球団には見習って欲しいなりよね(笑)。

年俸が安くても活躍する選手が出てくるのは、単に運が良かったというだけではなく、当然スカウトの眼力が優れているからと言えるなりが、そんな優秀なスカウトを抱えるホークスがソフトバンクというスポンサーをバックに付けて獲得に乗り出しているのが、メジャー通算2,724安打という超大物。メジャーリーグが好きな人なら誰でもその名を知っているであろう、ホワイトソックスのロベルト・アロマー内野手にオファーを出しているというなりよ。

アロマー選手は36歳の大ベテラン。近年は出場機会が徐々に減少しているなりが、メジャーのオールスター出場12回、ゴールドグラブ賞を10度受賞というスター選手なりね。卓越した守備は「メジャーのお手本」「メジャー屈指の名二塁手」と呼ばれるほど。井口選手が退団してセカンドがポッカリと空いたホークスにとっては願ってもない選手なわけなり。もちろん打撃のほうも素晴らしく、2001年にはマリナーズのイチロー外野手と首位打者を争ったこともあるなり。今季はけがに悩まされて成績も低迷したなりが、体調が万全ならば、まだまだやれるのではないかと。

ホークスがアロマー選手に出しているオファーは年俸3億円の1年契約。今季のアロマー選手の年俸は約9,700万円だったので、破格のオファーと言えるなりね。アロマー選手自身はまだメジャーに未練があるようなりが、メジャーからのオファーが無ければホークス入りを決断する流れになるようなり。ただ、現時点でホークス以上の条件を出す球団は無いと見られていることから、サンケイスポーツでは「内定」と報じているなりね。

アロマー選手が来日するとなれば、単にホークスの戦力アップというだけでなく、パ・リーグが、そしてプロ野球が盛り上がること間違いなし。メジャー最高峰の選手がホークスへの入団を決断するかどうか。注目しておきたいところなり。

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