隠れた大ヒット商品「いきなり自転車」とは。

2004/12/06 11:31 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


いい大人になり、自分に子どもがいないとさっぱり状況が分からなくなってしまう子どもグッズの数々。一概に子どもグッズと言っても、オモチャや育児グッズ、衣服からランドセルに至るまでさまざまなものがあるので一括りにするのは難しいなりが、今回は子ども用の自転車の話なりよ。子ども用自転車市場のトレンド、皆さんご存知なりか?(笑)。

子ども用の自転車というと、自分も子どもの頃に乗っていた記憶があるのでイメージはできる……と思っていたなりが、最近の子ども用の自転車は結構しっかりしているなりね。楽天の「人気『子供用自転車』の売れ筋、総合売上ランキング」を見てみると、プジョーとかコルベットとかの子ども用自転車なんかもランクインしていて、なんだかカッチョイイなりよ。3歳児くらいからプジョーとか乗り回しちゃうなりね。補助輪付きで(笑)。

コ○助が子どもの頃に乗っていたのは、もちろんキャラクターモノ。現在もキャラクターモノの自転車はよく売れているようで、楽天のランキングにはアンパンマンやマイメロディ、おジャ魔女どれみといったキャラクターがあしらわれているものがランクインしているなりね。こういうのを見ると、ちょっとホッとするなりよ。みんな外車(の自転車)ばかり乗り回しているわけでは無いなりね。

このランキングを見ていると、「いきなり自転車」という商品が何種類かランクインしていることに気が付くなり。過去のランキングを見てみると、セールストップになっていることもしばしばという、この「いきなり自転車」という商品。なんでも2001年に発売されてから累計5万台を売り上げ、一車種で1万台売れれば成功と言われる自転車業界で、異例の大ヒットを記録しているというなりよ。「いきなり自転車」、聞いたことも無いなりねぇ(笑)。

「いきなり自転車」は知育玩具などの製造・販売を得意とするピープルの商品。自転車は「いきなり自転車」で初めて挑戦した分野だったというなり。そのネーミングのとおり、子どもが三輪車をすっ飛ばして、いきなり自転車に乗れることを目指した商品で、サドルの後ろに押し手棒が付いており、これを親が持つことで子どもが安心して自転車に乗れるという仕組みなりね。また、サドルやハンドルが十数センチ伸びる工夫が仕込まれているため、2歳から6歳まで、子どもが成長しても乗り続けることができるというなりよ。末永く使えるため、無駄な投資をしなくて済むという点が人気の秘密のようなりね。

実は、コ○助はつい最近この自転車の存在を友人から聞いたばかりだったなりが、ちょうど現在発売中の「週刊現代」に、「いきなり自転車」の開発者のインタビューが載っていたなりね。参考までにどんな内容なのかを見ておくと。

「お母さん方の意識調査をしてみますと、三輪車を買おうかどうしようかと迷っている人が結構多いことがわかりました」
「それならば三輪車は思い切ってパスして、2歳から6歳まで乗れる自転車を作れば、迷えるお母さんはきっと振り向いてくれるに違いないと考えました」
「取り外し可能な押し手棒は既存の商品よりも長く、お母さんたちは腰を痛めずに押してあげられるのです」

三輪車に乗るのはだいたい2〜3歳の頃で、実働は1年程度。そのために1万円近い出費をすることに抵抗を覚えるお母さんが意外と多いというなりよ。まあ住宅事情もあるだろうし、こういうご時世なりからね。財布の紐が堅いのは仕方がないなりか。コ○助は三輪車でもよく遊んだ記憶があるので、三輪車に乗ることなく大人になってしまうのは惜しい気がするなりが(笑)。だって、子どもの頃にしか乗れない乗り物なりから……。

ほとんどの人にはあまり縁のない世界の話かもしれないなりが、まあこんな自転車も流行っているということで。そういえばウォール真木の下の娘は、そろそろ三輪車か自転車に乗るような年齢だったような。どうなりかね、こんな自転車は。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.