トーマス・オマリー氏、阪神の臨時コーチに復帰へ。

2004/12/04 20:51 Written by コ○助

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一時はライブドア新球団の監督として就任が内定していたトーマス・オマリー氏なりが、ライブドアのプロ野球参入が頓挫したことで、現在は以前の役職と同じ阪神の駐米スカウトとして活動しているなりね。もともと指導者を目指しているオマリー氏なので、良い経験ができそうだったライブドアの監督の話が流れてしまったのは残念だったなりが、まあいずれまたチャンスはあるはず。コーチとしての手腕やアメリカで独立リーグの監督を務めたこともある経験、そして何よりも明るいキャラクターは監督としての資質十分といった感じなりからね。本人も「将来は阪神の監督をやりたい」と公言しているし、言葉の問題を球団が意に介さずという姿勢ならば、是非とも一度は監督をやって欲しい人材なり。

阪神はそんなオマリー氏を現在はスカウトとして起用しているものの、星野前監督時代の2002年から2年間、特命コーチとして外国人選手をうまくケアしていたことを高く評価しているなりよ。不振に悩むジョージ・アリアス内野手(現在は退団)のモチベーションを切らさないよう助言を与えたり、新外国人選手の世話を引き受けたりと、日本人のコーチではなかなか難しい部分を上手くフォローしていたなりね。やはり異国でプレーするのが初めての外国人選手の不安を、「先輩助っ人」が聞いてくれるだけでも、精神的なゆとりが生まれ、プレーに好影響を与えるのは容易に想像が出来るところなり。

今季は岡田監督の方針もあってオマリー氏はコーチの立場から離れ、スカウトとして活動をしてきたなりが、シーズン中にアリアス選手と岡田監督の間に起用法を巡って確執が生まれたように、外国人選手とのコミュニケーションが不足していたのは誰の目にも明らか。岡田監督もその点は反省しているようで、来季はジェフ・ウィリアムス投手以外は外国人選手がすべて入れ替わることから、再びオマリー氏にコーチとして登板してもらえるよう、要請をしているというなりよ。

ただ、オマリー氏は現在生活の拠点をアメリカに置いているため、シーズン中に日本で常時ベンチ入りしているのは難しい状況のようなので、とりあえず来年の春季キャンプに臨時コーチとして参加する意向のようなり。また、シーズン中も外国人選手のケアにあたるアドバイス役として定期的に来日してもらうプランが検討されているようなりよ。可能な限りそばで外国人選手の指導をして欲しいという球団の、オマリー氏に対する信頼の厚さが感じ取れるなりね。

選手から慕われ、ファンからも愛され続けているオマリー氏。球団とのパイプも年々太くなっていくし、本当にそう遠くない将来に阪神の監督に就任するのではないかと期待してみたり。まあそれは希望的観測に過ぎないなりが、このまま両者の良好な関係がずっと続くと良いなりね。そして、来季から阪神に入団する新外国人選手が、オマリー氏のケアのもとに、力を発揮してくれますように。

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