巨人の高橋尚成投手、「トレード要員通告」を拒否。

2004/12/02 06:38 Written by コ○助

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頑なに移籍を求める岩隈久志投手に説得を続けてきたオリックスなりが、どうやらフロントと仰木監督は慰留を断念、トレードに出すムードになってきたなりね。球団としても、岩隈投手としても、この問題をこれ以上引き延ばすことはマイナスだと考えている点は一致しているので、今後は楽天に金銭トレードに出すか、ほかの球団との交換トレードに出すかの選択を迫られることになってきたなり。

岩隈投手を後押している選手会は「トレードの相手は楽天以外考えられない」と強硬姿勢を貫いているなりが、楽天へのトレードが実現してしまったらオリックスのメンツは丸潰れな上に戦力的にダウンするだけなので、オリックスがこれを良しとするとはなかなか考えにくいものがあるなり。

そこでゴタゴタしているとさらに問題が長期化することになりかねないので、早期の決着を望むのであれば楽天以外の球団との交換トレードが妥当な落としどころになりそう。そのため交換トレードの場合の交換要員の名前がすでにスポーツ各紙を賑わせているなりが、その中の一人に巨人の高橋尚投手がいるなりね。この岩隈投手移籍問題のとばっちりを受けるかたちとなった高橋尚投手、相当ご立腹のようなりよ。

12月1日に高橋尚投手は球団との契約更改交渉に臨んだなりが、その席でトレードの噂の真相についての話し合いが行われたなりね。交渉後に開かれた記者会見で高橋尚投手が明かしたところによると、トレードについては倉田運営本部長から「現時点で、そういう話はまったくない」と否定の言葉をもらったようなりが、返す刀で「この先どうなるかは分からない」とも言われ、事実上の「トレード要員通告」を受けたのだとか。

高橋尚投手は「自分自身、納得して(逆指名で)入ったわけだから最後まで巨人のユニホームを着て引退したい」と「生涯巨人」を貫き通したい考えのため、今回のトレード報道には憤慨しているようなりが、ここ2年の成績を振り返ったらトレード要員と言われても仕方がないのかなぁ、という気も。参考までに、高橋尚投手の過去の成績を見ておくと。

2000年 24試合9勝6敗0セーブ、防御率3.18
2001年 30試合9勝9敗0セーブ、防御率3.94
2002年 24試合10勝4敗0セーブ、防御率3.09
2003年 13試合4勝4敗0セーブ、防御率3.84
2004年 16試合5勝10敗0セーブ、防御率5.44

昨年と今年の成績はとても年俸に見合う活躍をしていないし、これ以上上積みが見込めないと判断されてしまえば、放出されても仕方がないなりかねぇ。

高橋尚投手のみならず、ほかの球団の交換要員として噂が流れている選手も気が気でないはず。もはや岩隈投手だけの問題では無いし、このまま噂だけが一人歩きしていくと、直接の当事者と関係のないところで新たな火種がどんどん生まれていきそうな感じなので、早く決着すると良いなりねぇ。いったいどういう結末になるのやら。

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