10年前のトーストサンドイッチ、落札価格は?

2004/11/24 15:32 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


先日、Narinari.comのコラムでもお伝えした、アメリカのe-Bayに出品された1切れのグリルド・チーズ・サンドイッチの話題。これ宝石デザイナー、ダイアナ・ダイサーさんが所有していたもので、大切に10年間も保管していたものだそうです。なんでそんな長い間これをとって置いたかと言うと、なんと聖母マリアの顔(に見ようによっては見える…)が描かれているのだそうで…。

実際e-Bayに載せられた写真を見ると、トーストの表面に綺麗な女の人の顔が、焼き加減で浮き出ています。もちろんこれはダイサーさんがトーストに何らかの方法で描いたものではなく、まったくの偶然に生まれた産物。ある日手作りのサンドイッチを何気にかじったら、そのパンの表面から彼女をじっと見つめる顔があった…。正直ダイサーさんも驚いたに違いありませんね。

で、このサンドイッチを大切に綿に包み、プラスチックの箱に保管していたダイサーさんですが。これまた驚いた事に10年間ずーっとカビが生えることもなかったと言うから不思議です。もうこうなるとこれは奇跡のサンドイッチ。女の像は聖母マリアに違いない!と言う事になり…。

まあ、そんなに貴重なものなら何故自分の手元に置いておかないのか?という疑問もあるんですが、ダイサーさんはこのサンドイッチで一攫千金を企んでしまったんでしょうかね…。e-Bayに出品されたそれは、なんとなんと$28,000(日本円にして約290万円)もの値段で落札されたんだそうです。

買い手は GoldenPalace.com と言うオンライン・カジノを運営する企業。そのCEOのリチャード・ロウさんによると、このサンドイッチはチャリティーに使用するつもりだそうで、すでにマネージメント会社を通じて品物の受け取りもアレンジしているとか…。

それにしても、たった一切れのチーズ・サンドイッチに290万円。この値段は信仰の強さを物語っているのか、それとも単に俗物的な物珍しさが手伝っているのか…。

まあきっと後者でしょうな(笑)。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.