母親の最後の告白。

2004/11/22 15:45 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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マサチューセッツ州はサマービルと言う町でのお話。

とあるご家庭ではその時、悲しみの真っ只中。ベッドでは衰弱したお母様がまさに息を引き取るその時に、子供たちが立ちあっていたのです…。ただでさえ悲しいショッキングなシチュエーションですが、この時その母親の口から出てきた「最後の告白」を聞いた子供たちはさらに衝撃を受ける事になったのです。

「あのね、お前たちにはお父さんは交通事故で亡くなったって話していたんだけど…。本当はね、お母さんが殺しちゃったのよ」

唖然とする家族。そらそうだ。さらに続けて彼女は、遺体のありかを説明したとか。ボストン郊外にある貸し倉庫の場所を告げたため、家族は警察に連絡。捜査したところ、ガムテープでぐるぐる巻きにされた大型冷凍庫から異臭がもれており、中を開けたところ…。うえっ、想像したくないですねぇ(汗)。

この母親、なんでも自分の夫を10年以上もその冷凍庫に詰め込んで保管していたらしいです。しかも彼が殺されたとみられるのは、アメリカ大陸の西の端カルフォルニア。一体どうやってボストン近くまで移動させたのかもナゾ。どこかに埋めるとか考えなかったのでしょうか?

しかしそうやって遺体をずーっと保管していた彼女ですが、自分の死後の事を考えると心配になったのでしょう。その貸し倉庫も遺族が整理するだろうし、その時にイキナリ死体と対面するのもかなりショックを与えるにちがいない…。

ということで、彼女は生前中に殺人を告白しておこうと考えたのかも知れません。そりゃあいきなり見付けたくないです、死体は。しかしどっちにしろ子供たちにとってはかなり驚いた話だったことには違いありませんが…。

ああ、倉庫に死体。どう考えても「羊たちの沈黙」の1シーンを思い出してしまいます(涙)。

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