中日と西武で2対2のトレードが成立。

2004/11/21 05:35 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


優勝してもなお戦力補強に余念がない中日の落合博満監督なりが、11月3日に成立した山北茂利投手(中日)と清水将海捕手(ロッテ)の交換トレードに続き、今度は西武との2対2のトレードが成立したようなり。日本一になった西武も、ウィークポイントの補強に積極的に動いているなりね。

今回成立したのは、中日側から正津英志投手と宮越徹投手、西武側から大友進外野手と玉野宏昌内野手という、「投手・投手」と「野手・野手」のトレードなり。内外野の選手層を厚くしたい中日と、投手陣、特に中継ぎ投手の整備を進めたい西武の思惑が一致したために成立したトレードなりね。

個人的には、かつて西武のレギュラーを張っていた大友選手が放出されてしまったのはちょっと意外。大友選手は2000年に捕球の際にフェンスに激突したことが原因で右肩関節唇損傷という大きなけがを負い、ここ数年は出場もままならず苦しいシーズンが続いているなりが、全盛期には走・攻・守すべてにおいて信頼の置けるユーティリティプレーヤーだったなりよ。と、そこまで言ってしまうと言い過ぎかもしれないなりが、良い選手だったことには違いないなりね。復活までに時間がかかりすぎたがゆえに、現在の西武の外野のレギュラーを獲るのが難しい状況になっているのは確かなりが、ファンも多い選手だけに放出してしまうのは少し惜しい気もするなり。

中日も、近年はけがのため精彩を欠いているとはいえ、かつては中継ぎエースとして活躍した正津投手を放出してしまうとは。でも、大友選手にしても正津投手にしても、けが自体は完治している状態なので、環境が変わればもっと活躍できると評価されてのことなのだろうし、心機一転、往年の力を見せ付けて欲しいなりよね。

中日時代には花開くことなかった宮越投手、同じく西武時代にドラフト1位の期待を裏切ってしまった玉野選手。こちらも環境が変わることによって、ぜひとも活躍する姿を見せて欲しいものなり。

正津英志投手(中日)
1998年 45試合、6勝1敗0セーブ、防御率2.45
1999年 47試合、5勝1敗0セーブ、防御率3.35
2000年 42試合、5勝2敗0セーブ、防御率4.47
2001年 53試合、3勝1敗0セーブ、防御率3.04
2002年 15試合、0勝2敗0セーブ、防御率1.80
2003年 6試合、0勝0敗0セーブ、防御率8.44
2004年 一軍登板なし

宮越徹投手(中日)
2000年 5試合、0勝1敗0セーブ、防御率11.70
2001年 3試合、0勝0敗0セーブ、防御率12.00
2002年 2試合、0勝1敗0セーブ、防御率19.29
2003年 3試合、0勝0敗0セーブ、防御率0.00
2004年 7試合、0勝0敗0セーブ、防御率9.00

大友進外野手(西武)
1996年 62試合、打率.301、3本塁打、19打点、15盗塁
1997年 128試合、打率.278、5本塁打、45打点、31盗塁
1998年 129試合、打率.269、2本塁打、31打点、13盗塁
1999年 130試合、打率.270、4本塁打、26打点、13盗塁
2000年 82試合、打率.244、2本塁打、19打点、4盗塁
2001年 35試合、打率.188、1本塁打、4打点、2盗塁
2002年 64試合、打率.235、1本塁打、10打点、2盗塁
2003年 14試合、打率.107、0本塁打、0打点、0盗塁
2004年 一軍出場なし
(※1998、99年にゴールデングラブ賞)

玉野宏昌内野手(西武)
1999年 6試合、打率.176、0本塁打、2打点、0盗塁
2000年 69試合、打率.209、2本塁打、13打点、2盗塁
2001年 35試合、打率.225、2本塁打、9打点、0盗塁
2002年 2試合、打率.000、0本塁打、0打点、0盗塁
2003年 72試合、打率.286、3本塁打、22打点、1盗塁
2004年 11試合、打率.182、0本塁打、2打点、0盗塁
(※1996年ドラフト1位)

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.