「わが子を守る犬になって欲しい」という母の想い。

2004/11/18 11:55 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「同じ釜の飯を食う」とは「生活を共にする事で、元々は他人同士が家族のような絆を築く」という意味合いの言葉ですが。こんな「ゲマインシャフト」な共同体が、果たして異なる生物体の間でも実在するのか…?と言う話題を今回はご紹介しようかと思います。

このお話の場合、「異なる生物体」とは人間と犬、しかも驚いた事に「同じ釜の飯」とはお母さんのおっぱい。そう母乳なんですよ(汗)。

ニュージーランドはヘイスティングと言う都市にお住まいの、クーラ・トゥマナコさん。生後2ヶ月の娘さんがいます。この赤ちゃん、早々と母乳離れをしてしまい、今ではほ乳ビンでミルクを飲むのみだとか。しかし母乳もまだまだたっぷりと出るクーラさん。もったいない気もするし、何か使い道はないかしら〜?と思案していたそうな。

で、思いついたのが子犬に授乳すると言う手。ブルテリアの赤ちゃんを自分の子供と同様に母乳で育てれば、彼らの間に兄弟のような絆がおのずと生まれて

「将来、この犬が私の娘を守るようになってくれるんじゃないかしら」

と期待しているんだそうです。まあ、ありえない話ではないと思うけど。飼い主やその家族に忠実な犬ってのはよく耳にするストーリーですし。

ハニーボーイと名づけられたこの子犬、日に2回クーラさんのおっぱいを飲んでどんどん大きくなっているそうで。将来が楽しみであります。


最後にクーラさん曰く

「(犬に授乳するのは)ちょっとくすぐったいけど、痛くはないわよ」

だそうです(笑)。

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