"Grilled Cheese"と言うアメリカでは定番のサンドイッチ。レストランなどでは、お子様メニューとして人気です。作り方は簡単で、食パン2枚の間にチーズを挟んで、バターを溶かしたフライパンの上でギューッと抑えつつ（フライパン返しなどで…）焼くだけ。フランスのクロック･ムッシューに似た感じです。熱々でチーズがとろりとしている時が食べごろですな。

さて、このグリルド･チーズ。ハリウッドにお住まいのダイアナ･ダイサーさんと言う女性がある日何気に作って食べようとしたところ、彼女はとある事に気が付きました。なんとトーストの表面に焼き加減で人の顔のような模様が浮き出ていたんだそうです。

最初は薄気味悪く思ったダイアナさん。しかし、よくよくその顔を眺めているとなんだかその表情は慈悲深い聖母マリアのように見えてきました。感動したダイアナさんは、そのサンドイッチを食べずに大切に保管する事に決め、なんとその後10年間も大切に拝んでいたんだそうです。

しかしこの度、この聖母マリアのサンドイッチを手放すことに決めたそうで。大手オークションサイトのe-Bayに出品しました。e-Bay側は最初ジョークと判断してダイアナさんのこの品を削除したんだそうです。でもダイアナさん曰く

｢いたって真面目な品物｣

との事で、再度オークションされることに…。何でも数日前の時点で、50万円ほどの値が付けられたとか。実際ウォール真木もe-Bayで問題のサンドイッチのリアルタイムな値段を調べてみようと思ったのですが、どうやらすでに落札されているらしく、見つける事ができませんでした。

しかしなんと｢聖母マリア グリルド･チーズ レプリカ｣だの、そのサンドイッチをプリントしたTシャツだの、数々の便乗品を発見。なんてこったい(笑)。

いやあ、商売上手ってどの国にもいるんですねぇ…。っちうか、買う人いるのかしら?