「ギター侍」こと波田陽区、ブレイクまでの経緯。

2004/11/17 17:06 Written by コ○助

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先日発表された今年の流行語大賞候補に、「って言うじゃない」「○○斬り!」「残念!!」の3語がノミネート。受賞するかどうかはまだ分からないなりが、とりあえず名実ともに今年を代表する芸人として認められたかたちなりよね。でも、結構あちこちで「波田陽区って誰?」という声を耳にするのも事実。流行語大賞候補から漏れた「間違いない」の長井秀和よりも人気があるのか、と言われたらそれもまた微妙な気はするし、確かに現在の波田陽区の持ち上げられ方に首を傾げる人がいても不思議ではないなり。

まだ波田陽区をよく知らない、という人のために簡単におさらいを。波田陽区は1975(昭和50)年生まれの29歳。現在、青木さやかやふかわりょうが所属するワタナベエンターテインメントに所属しているお笑い芸人なり。ブレイクしたのは、日本テレビ系の「エンタの神様」に出演し始めてから。素浪人の衣装にギターという格好で、世の中の有名人を斬って、斬って、斬りまくるスタイルが受けているなりね。決まった型の芸の中で使われるフレーズが「って言うじゃない」「○○斬り!」「残念!!」というわけなり。

17日付けの朝日新聞に、波田陽区のデビューまでの経緯が書かれた記事が出ていたなりよ。波田陽区という芸人の側面を垣間見ることができるので、見ておくことにするなりね。

「僕はネタで有名人の方をこき下ろしているので、最後に『切腹』して、『僕が一番最低の人間なんです』ってバランスを取っている」
「ファンレターの95%が苦情」
「高校時代にお笑いに目覚めて『芸人になりたい』と宣言した時、めったに口をきかない父から強硬に反対された」
「『芸人の街』というイメージだけで始めた中野の5畳一間暮らしは厳しかった」
「転機は1年前。もてたい一心で大学時代に買ったギターと、黒沢映画へのあこがれから試した素浪人の組み合わせが意外にはまった」

基本的にお笑い芸人は下積みの売れない時代が長い人が多いなりが、波田陽区もかなり苦労してきたようなりよ。「たまのライブは客数人。コンビニで深夜にレジをうち、家にこもって酒に溺おぼれた」なんて一文も見られるなり(笑)。

そんな波田陽区なりが、今日17日にはマキシシングル「ギター侍のうた」でCDデビュー、12月1日には「ギター侍は波田陽区。」でDVDデビューを飾るなり。こうやってネタがパッケージとして発売される点では、確かに勢いを感じると言えそうなりか。DVD、ちょっと欲しいかも。

現在のスタイルがウケているとはいえ、いつまでもこの人気が続くわけでは無いなりよね。ここ数年、やけにパッと現れてパッと消えていくお笑い芸人が多いだけに、波田陽区はそうならないよう、頑張って欲しいものなり。

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