あだち充の名作「H2」が山田孝之主演でドラマ化。

2004/11/17 10:38 Written by コ○助

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あだち充の野球マンガといえば、30代の人は「タッチ」、20代の人は「H2」をリアルタイムに読んでいたという人が多いと思うなりが、コ○助はどちらのマンガも熱中して読んでいたクチ。両方の作品を体感することができたラッキーな年代なりが、「H2」はちょうど自分が高校生くらいの頃に「少年サンデー」に連載されていたこともあって、共感するところが多かったなりよ。高校生の青春物語なりからね。なので、どちらかと言われれば「H2」のほうが思い出深いかもしれないなり。

「H2」と「タッチ」は同じ高校野球が題材となっているため、常に比較され続けてきたなりよね。マンガとアニメが共にヒットし、映画にもなった「タッチ」に比べると、「H2」はそこまでのムーブメントを起こせなかったのは事実なり。もちろん、マンガは名作と呼ばれるに相応しい売り上げ(単行本全34巻で4,800万部)を記録しているなりが、アニメ版には厳しい評価が下されていたなりよ。アニメ版は1995年から9か月に渡ってテレビ朝日系で放送されていたなりが、演出がしおしお、声優もイマイチだったというのが専らの評価のようなり。

そんな「H2」が、今度はドラマ化されるというなり。ドラマということは、すなわち実写化ということなりが、これは「タッチ」には見られなかった展開なりよね。まあ「タッチ」は主人公の上杉達也と和也が双子の兄弟という時点で実写化は難しかったわけなりが、「H2」はそういった制約が無いので、確かにドラマ向きの題材と言えそうなりか。

ドラマ版の「H2」に主演するのは、ドラマ主演作が続く山田孝之。主人公の国見比呂のイメージとはちょっと異なる気がするなりが、この年代で人気のある役者というと限られてくるので妥当な人選……なりかねぇ(笑)。山田孝之は少し見た目がコッテリした感じなのが、比較的サッパリとした印象の国見比呂と合わないのかもしれないなり。原作のイメージが強いだけに、このキャスティングは評価を分ける大きなポイントになりそうなりね。

ヒロインの古賀春華役には石原さとみの起用が決定しているようなり。山田孝之と石原さとみ。フジテレビ系ドラマ「ウォーターボーイズ」と「ウォーターボーイズ2」で間接的に共演していた2人が「H2」で共演するのも変な感じなりねぇ。それにしてもなんとも濃い感じのキャスティングじゃないなりか(笑)。

ほかのキャストはまだ発表されていないなりが、山田孝之が所属し、最近の連続ドラマには大量に役者を送り込んでいるスターダストプロモーションの役者が何人か起用されそうな気もするなり。でも、鈴木えみ(ウォーターボーイズ2)、市原隼人(ウォーターボーイズ2)、田中幸太朗(世界の中心で、愛をさけぶ)あたりは似たり寄ったりのキャストになってしまうし、本仮屋ユイカ(世界の中心で、愛をさけぶ)はNHKの朝の連続テレビ小説「ファイト」に出演するので起用されないだろうし、そう考えるとスターダストの高校生世代の役者は起用しづらいなりか。まあこの中から一人くらいは起用されるかもしれないなりね。

演出は、TBS系ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で山田孝之とタッグを組んでいた堤幸彦が担当。この人選はかなり期待して良いのではないかと。堤幸彦は「世界の中心で、愛をさけぶ」にしても、同じTBS系ドラマの「STAND UP!!」にしても、高校生の青春モノに名作が多いなりからね。これはかなり楽しみなり。

放送開始は来年1月から、TBS系の木曜22時枠となるなり。来年の1月スタートのドラマは期待できそうな作品が多くて、見るほうも大変なりね(笑)。ドラマ好きな人は「H2」も要チェックなり!

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