阪神、15歳の辻本賢人投手をドラフト指名か。

2004/11/15 15:10 Written by コ○助

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先日スポーツニッポンに紹介され、その存在が知られることになった15歳のドラフト候補生、辻本賢人投手。その若さにして140キロ以上の速球を投げ込み、一部では「現時点でダルビッシュ有投手(東北高校)を超えている」という評判も出ているほどの素材と言われているなり。まあ実際にその投球内容を見たことがある人がほとんどいないので、どれほど凄い選手なのかは、スカウトの話として伝わってくる情報くらいしか無いなりが、今年のドラフトの「隠し球」的な存在として、注目を集めている選手なり。

辻本投手は神戸市内のインターナショナルスクールに通っていた12歳のときに、ネブラスカ州のエルコーン・ジュニアハイスクールに留学。そしてカリフォルニア州のマタデーハイスクールへと進み、今年8月に日本の義務教育にあたる9年生課程を終了して休学、日本に帰国しているなり。ジュニアハイスクール時代には全米大会への出場経験もあるなりね。

ドラフトで指名するとなると、ひとつ問題になるのはその若すぎる年齢。野球協約のルール上は、日本国籍を持ち、海外でのプロ経験を持たない辻本投手はドラフトで指名できる選手に該当するので、指名→入団交渉という流れは誰も止めることができないのが現状。でも、辻本投手の両親は高校、大学と進学をして欲しいとの希望を持っていると言われているなりよ。まだ15歳と、言ってしまえば子どもなだけに、両親を説得することができなければ、ドラフトで指名したとしてもプロ入りは拒否される可能性もあるわけなり。

現時点で辻本投手のもとには、阪神、ダイエーを含め、日米6球団からすでにオファーが届いているというなりよ。辻本投手自身は、プロ入りを強く望んでおり、また「小さい時から阪神が好き」と地元・阪神への愛着を口にしていることから、阪神が指名すればプロ野球史上最年少の選手誕生となるかもしれないなりね。

でも、正直なところ、プロ入りは高校を卒業してからのほうが良いと思うなりよ。同じレベルの高校生の間で揉まれるほうが才能を伸ばすということはあると思うし、性急にプロ入りすることで才能が潰されてしまうということも十分考えられる話だし。

辻本投手に関してはほかのドラフト候補生以上に人生を左右することになるだけに、指名する球団も慎重に検討して欲しいなりね。運命のドラフト会議は17日なり。

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