「ちゅらさん」の主人公えりぃ（上村恵里）役で老若男女にその名を知られた国仲涼子なりが、そのイメージが強すぎるせいか、これまでのところどうも民放ではパッとしない印象なりよね。単発のドラマも含めれば比較的コンスタントに出演はしているなりが、だいたい三番手、四番手あたりでの出演が多いように思うなり。コ○助は国仲涼子が主役級で出演していたTBS系ドラマ「夢のカリフォルニア」（出演：堂本剛、柴咲コウほか）でなんだか切ない役を演じているのを見て以来、ずっとその存在が気になっているので頑張って欲しい女優の一人なりね。

これまで国仲涼子がどのような作品に出演していたのかを簡単に見ておくと。

【連続ドラマ】
2000年07月〜TBS系「Summer Snow」（堂本剛、広末涼子ほか）
2001年04月〜NHK「ちゅらさん」（小橋賢児、堺正章ほか）
2001年11月〜NHK「五瓣の椿」（阿部寛、堺雅人ほか）
2002年04月〜TBS系「夢のカリフォルニア」（堂本剛、柴咲コウほか）
2002年07月〜日本テレビ系「探偵家族」（稲森いずみ、陣内孝則ほか）
2002年10月〜フジテレビ系「天才柳沢教授の生活」（松本幸四郎、松原智恵子ほか）
2003年03月〜NHK「ちゅらさん2」（小橋賢児、堺正章ほか）
2003年04月〜TBS系「ブラックジャックによろしく」（妻夫木聡、鈴木京香ほか）
2004年09月〜NHK「ちゅらさん3」（小橋賢児、堺正章ほか）

【単発ドラマ】
2003年10月10日　テレビ朝日系「生放送はとまらない！」（田中直樹、伊藤英明ほか）
2003年12月27日　フジテレビ系「太閤記〜サルと呼ばれた男〜」（草なぎ剛、藤木直人ほか）
2004年01月03日　TBS系「ブラックジャックによろしく〜涙のがん病棟編」（妻夫木聡、石橋貴明ほか）
2004年02月20日　フジテレビ系「滅びのモノクローム」（葛山信吾、平幹二朗ほか）

あまり代表作らしい作品は多くは無いなりが、「ちゅらさん」以外では「夢のカリフォルニア」と「ブラックジャックによろしく」あたりは印象深い役を演じていたように思うなり。「天才柳沢教授の生活」はキャストも含めて、もう一捻り欲しい作品だったなりね。題材は悪く無かったと思うなりが、結果としてはあまり評判にもならなかったような。

そんな国仲涼子が、来年1月11日（火曜22時枠）からスタートするフジテレビ系ドラマ「みんな昔は子供だった。」（仮題）に主演することが決定したようなり。民放でのドラマ主演は、単発ドラマでは「滅びのモノクローム」があるなりが、連続ドラマでは初めてのこと。「ちゅらさん」を超えるだけのインパクトを残せるかどうかに注目が集まるなりね。

サンケイスポーツによると、「みんな昔は子供だった。」での役どころは「自らの希望で東京から人里離れた山間地の小学校分校に赴任する24歳の教師」で、「寂れた過疎地域のため、あと3か月で廃校が決まっている」という設定なのだとか。小学校が舞台ということは、子役の良し悪しにも評価が左右されそうなりねぇ。

脚本には定評ある水橋文美江が起用され、制作側も「過去の作品をはるかに超える良質なヒューマンストーリーにしたい」と意欲満々だというなり。水橋文美江といえば、古くは「夏子の酒」や「妹よ」「みにくいアヒルの子」「太陽は沈まない」、最近だと「ビギナー」や「光とともに…〜自閉症児を抱えて〜」などなど、どれも記憶に残る良作を生み出しているなりよね。そういう意味では、「みんな昔は子供だった。」はすでに成功が約束されていると言っても良いのかもしれないなり。

「みんな昔は子供だった。」は来年1月11日スタート。国仲涼子ファンの人は楽しみに待つべし。