西武、明治大学の一場靖弘投手獲得に参戦。

2004/11/05 17:43 Written by コ○助

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楽天のプロ野球参入と獲得表明によって夏場から続いた一場投手の金銭授受問題に絡む一連の騒動も決着を見るかと思ったなりが、ドラフト本番まであと2週間という時期になってもそう簡単に結論は出ないようなりよ。今度は西武が獲得に向けて動き出したというなり。これで一場投手獲得に名乗りを上げたのは巨人、横浜、阪神、日本ハム、楽天に次いで6球団目。いかに一場投手が今年のドラフト候補選手の中で図抜けた評価を受けているかが分かるなりね。

当の一場投手は、楽天がプロ野球参入を決めた11月2日にすぐに獲得表明したことを好意的に受け止め、「真剣に考えたい」とコメントしていたなり。また、広野功編成部長が明治大学野球部合宿所をすぐに訪れて別府隆彦元総監督と川口啓太監督に挨拶。「ぜひ楽天に来て欲しい」という旨を伝え、これを受けた両氏ともに楽天入りを後押しする考えを明らかにしているなりね。ほかに獲得に動くと見られていた日本ハムは、高田繁GMが獲得を熱望しているものの、球団としては動きが鈍いため、楽天入りでほぼ決まりとの見方が強くなっていたなり。

ところが、西武がここに来てドラフト戦略を転換。西武の今年のドラフト戦略は当初、シダックスの野間口貴彦投手獲得を目指していたなりが、巨人入りが決定。次に狙っていた日本大学の那須野巧投手は8球団競合の末に横浜入り、さらに次のターゲットにしていたJR九州の樋口龍美投手は中日入りと、自由獲得枠での獲得を目指していた即戦力投手は誰も獲得することができず、現在は指名候補がいない、宙に浮いた状態となっているなりね。

そんな状況を受け、伊東勤監督が即戦力投手の獲得を改めてフロントに要請。「現場として一場投手はどうしても欲しい選手」と働きかけたことから、一場投手の自由獲得枠での獲得に乗り出すことになったというなりよ。ただでさえ戦力が他球団よりも劣る状態でのスタートを余儀なくされる楽天にとって一場投手は喉から手が出るほど欲しい人材なりが、もともと在京志向が強固な一場投手にとっては西武の動きは願ってもないもの。楽天には超強力なライバルが現れることになったなりね。

まだ具体的にスカウトが訪問した、といった情報は出ていないなりが、残り少ない時間の中での西武 vs. 楽天の争奪戦。どちらに軍配が上がることになるのか、注目なりね。

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