阪神のジョージ・アリアス内野手が退団。

2004/11/01 16:19 Written by コ○助

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横浜の退団が決まったタイロン・ウッズ内野手の獲得に乗り出す方針が明らかになった時点で、アリアス選手が解雇されることは分かってはいたなりが、ひとつの区切りなので一応触れておくなりね。阪神はまだウッズ選手を獲得できたわけでは無いなりが、11月1日にアリアス選手を解雇することを最終決定、同日付でアリアス選手の代理人に通達されるようなり。

解雇の理由は公式には発表されていないなりが、岡田監督は常々アリアス選手の「勝負弱さ」「好不調の波が大きい」と公言しており、シーズン中もアリアス選手をベンチに退けるシーンが何度も見られたなりね。また、10月31日にスポーツ各紙の取材を受けた岡田監督は「決勝ホームランや逆転3ランとかそういう印象もないやろ。ダメ押しとか追撃弾ばかりや」と語っており、戦力としてほとんど意味がないと考えていたようなり。

アリアス選手は2000年にオリックスに入団。1年目に打率.250、26本塁打、61打点とやや日本の野球に戸惑っていた感もあったなりが、2年目にその才能が開花。打率.262、38本塁打、97打点の成績を残して優れた助っ人であることをアピールしたなりが、オリックスとの契約交渉がもつれ、阪神がその間隙を付いて強奪。この時の阪神の動きはファンの間でも賛否両論だったなりが、結果としては阪神に移籍した2002年に打率.258、32本塁打、82打点、2003年に打率.265、38本塁打、107打点の成績で、2003年には優勝にも大きな貢献をしたなりね。ちなみに2003年にはベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しているなり。

今季は打率.272、25本塁打、84打点という成績だけ見ると、まあ無難に活躍したかな、という数字に見えるなりが、確かに昨年のような覇気が感じられなかったのは確か。でも、岡田監督とソリが合わなかったとも伝えられているし、最終的には結局岡田監督の選手操縦術の問題に行き着くのかなぁ、とも思ってしまうなり。4位という成績に終わったこと、浜中選手が大ケガをしたこと、アリアス選手が解雇されること、野口捕手が移籍で悩んでいること。「もし星野SDが続投していたら……」と考えてしまうのは意味がないなりが、どうも岡田監督は負のイメージを生産し続けているような気がしてならないなりよ。

解雇されたアリアス選手は、来年も日本でのプレーを希望。当初、巨人が獲得に乗り出す可能性も指摘されたなりが、どうやら見送る方針が決定したようで、現時点ではウッズ選手獲得に失敗した際に中日が手を出すかどうか、といったところのようなり。いずれにしても現在の年俸3億円はやや高いので、アリアス選手がこの年俸に固執するようだと来季も日本でプレーすることは難しいかもしれないなりね。

個人的にはアリアス選手は好きな選手だったので、阪神ではなくても来季どこかでプレーして欲しいところ。狭い球場の仙台新球団あたりが獲得してくれると、応援しがいがあるなりが……。アリアス選手と他球団の動向に注目なりね。

☆ジョージ・アリアス内野手の通算成績
2000年 打率.250、26本塁打、61打点
2001年 打率.262、38本塁打、97打点
2002年 打率.258、32本塁打、82打点
2003年 打率.265、38本塁打、107打点
2004年 打率.272、25本塁打、84打点

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